「友達に変わる瞬間? ないです。
最初からみんな友達、仲間」
芸能界きっての人望の厚さで有名な、山田裕貴さん。
インタビュー開始前、テーマは“男の友情です”と伝えると、「僕にもってこいのやつですね」とにっこり。
CREA WEBでは、CREA11月号掲載中のインタビューの一部を大公開!

「ただ自然と人が集まってくれるんですよね。
たぶんフラットだから、誘うのにちょうどいいんだと思います。
誰でも立ち寄れるコンビニみたいな感覚というか(笑)」
とはいえ、以前は現場で人見知りをしていたこともあったという。
「でも、そんな時間がもったいなく感じてきて。
本当の友達とは……なんて考えている暇があったら、一人でも多くの俳優仲間に“裕貴がいるなら僕も出たい”と思ってもらえるようになりたいなって」

今では出会った人すべてが、“仲間”という意識なのだそう。
「共演者と友達の境界線もないし、友達と親友の垣根もない。僕にとってはみんな友達です。
友達とか親友とか、そういう言葉があるからダメだと思うんですよ。言葉があると、親友とはこうでなければ、みたいなイメージがついてしまう。
だから僕は、人によって距離感の違いはあれど、みんな“仲間”だと思うようにしているんです」
2019.10.25(金)
Text=Ayako Kanno
Photographs=Nobuyuki Seki
Hair & make-up=Junko Kobayashi
Styling=Akiyoshi Morita(MiNTSS)
CREA 2019年11月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。