フィレンツェでも
学生たちが立ち上がる!
2019年9月27日にはヨーロッパで今年3回目のストが行われ、イタリアだけでも180都市、約100万人の中高生が各自お手製のプラカードを持って街を練り歩きました。
今回は、なんとイタリア教育省のフィオラモンティ大臣からも「ストに参加しても学校は出席扱い」との通知が諸機関に通達され、最初は懐疑的だった保護者や教員なども参加して、もはや前代未聞の社会現象に発展しているのです。
今や環境保護活動のカリスマ、グレタ。
彼女のスピーチの定番「私たちはあなたたちから目を離さない」というメッセージが、まず思春期の少年少女の胸深くに刺さり「現状の二酸化炭素への対策では2030年に世界は壊滅状態になる」というICCP(国連機構変動に関する政府間パネル)による科学統計予測をグレタとともに支持するティーンたちは、さらなる切迫感を持って生きているのです。
では今、グレタピープルは具体的に何をしたら良いのか?
まず心がけるべきはエコフレンドリーな生活。
ここ南欧の呑気なイタリアのティーンたちだって、真剣です。
2019.10.11(金)
文=大平美智子