子どもが急に病気になったらどうする?
仕事と子育てを両立していくなかで、子どもが急に病気になってしまったときの対応も、働くママの悩みの種ですよね。子どもが病気になっても、どうしても仕事を休めないときもあるでしょう。そんなときに使えるのが「病児・病後児保育」です。これは、子どもの年齢や病状によって一時的に預かってもらえるサービスで、自治体やNPO団体などが行っています。自治体が行っている場合は、1日の利用料金が500~2000円程度。なかには無料の場合もあります。
また、子どもが病気でなくても、一時的に預ける必要が出てくることもありますよね。そんなときに利用できるのが、各自治体の支援による「ファミリーサポートセンター」です。料金も1時間800円程度と比較的利用しやすい料金設定となっています。
各地域の「シルバー人材センター」でも保育園・学校への送迎や見守りなどの子育て支援サービスを利用することができます。利用料金は1時間1000円程度と、こちらも比較的利用しやすい料金設定となっています。
比較的時間に融通が効くのが民間のベビーシッターサービスですが、料金は1時間2000円程度と高額になりがちです。ただし、勤務先からベビーシッターの割引券の交付を受けることができれば、1日につき1700円の割引を受けられる「育児支援割引制度」もあります。
子どもの年齢が低ければ低いほど保育料が高くなるため、仕事をやめることを検討する働くママも多いようです。ただし、保育料の出費は一時的なもの。長い目で見ると、働き続けた方が将来的に家計はずいぶん楽になりますし、子どもに充実した教育を与えたり、家族で立てたプランも実現しやすくなります。自治体やNPO、まわりの人の力を上手に借りて、仕事と子育てを両立させていきたいですね。
Column
花輪陽子の「大人のマネー塾」
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2012.11.11(日)
text:Yoko Hanawa
photographs:Takashi Shimizu