「買う」も「食べる」も満喫
新しい形のマーケット
2018年秋にMRT中山駅前にオープンした「誠品生活 南西」。
台湾を代表する書店「誠品書店」が手掛けるショッピングモールには、コスメから食品、ファッションまで、ありとあらゆる台湾ブランドが集まっています。
そんなモールの4階にあるのが「神農生活×食習」。
ここはMRT圓山駅近くにある「神農市場」と同じく、「MAJI FOOD & DELI」が運営するマーケット。
選りすぐりの食品と台湾らしい日用雑貨が手に入ります。市の中心部にあり、交通が便利なのも魅力的です。
![日曜~木曜は22時、金曜、土曜は22時半までと、夜遅くまで営業しているのも嬉しいところです。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/c/-/img_7c00d0801c3bcd2ef6e2ae6688ec7411229338.jpg)
ちなみに、「神農」とは医薬と農業を司る古代中国の神様のこと。
「MAJI」とは中国語では「麻吉」と表現し、英語の「match」に由来。
「気の合う友達」という意味から、「人々の暮らしに寄り添う存在でありたい」という願いが込められています。
木目調を基本とした明るい店内には、ジャムやハチミツ、麺、茶葉、ドライフルーツ、郷土銘菓など、さまざまな食品が並びます。
伝統製法を守る老舗のラー油やXO醤、ゴマ油といった調味料なども充実しています。
中には「MAJI FOOD & DELI」と老舗メーカーがコラボしたオリジナル商品もあります。
![ディスプレイも洗練されており、商品が見やすいのも魅力。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/b/-/img_bba51d66004ad5e6567958517ad12700217319.jpg)
さらに、食品だけでなく、昔ながらの日用品も多数扱っているのが特色。蒸籠や竹カゴ、手作りのハサミや鍋敷き、ミニ箒など。
ベテラン職人の手によって作られたものは、一つ一つにぬくもりが感じられます。
そのほか、デニム地のエプロンやメッシュのエコバッグ、小麦粉の袋をリサイクルしたバッグなど、センスの良いグッズもあります。
![昨今、台湾ではレトロな日用雑貨が見直される傾向にあります。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/4/-/img_e46b209edd74d47a16a4aedd12c578f4239991.jpg)
なお、隣に併設された食堂「食習」では、店で扱っている生鮮食品や調味料などを用いた家庭料理が楽しめます。
優しい味付けの料理が多く、しかも定食のスタイルなので、一人でも気軽に楽しめます。
買い物ついでに寄ってみてはいかがでしょうか。
![定食8種類で、280元~350元。季節によってメニューは変わります。写真手前は高菜と蓮の実が入ったひき肉料理。奥は客家料理の酸菜(からし菜の漬物)と豚肉を炒めたもの。そのほか、おやつには黒糖カステラが人気です。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/4/-/img_a49fb037c7b15e1bd5907ded82b23125159970.jpg)
2019.03.27(水)
文・撮影=片倉真理