【ダイヤル】

 電話機に付いている回転式の数字盤。昭和ではこの構造が主流だった。好きな人への電話も、数字1つ1つ、回転が戻ってくるのを待たねばならず、無駄に緊張したもの。電話を「掛ける」は、ある意味「賭ける」だったのだ。

●用例
・フィンガー5「恋のダイヤル6700」
・高田みづえ「原宿メモリー」

2019.02.13(水)
文=田中 稲
撮影=CREA WEB編集室