【ダンチョネ】

 船乗りの悲哀を歌った民謡。語源は「断腸の思い」「漁師の掛け声」など諸説ある。海辺の街の飲み屋で、漁師が獲ってきた魚を食べながら、これを聴く……。その時、酒だけでなく、切なさも体に沁み渡るもの。

●用例
・八代亜紀「舟唄」
・ダウン・タウン・ブギウギ・バンド「昭和元禄ダンチョネ節」

『昭和歌謡 出る単 1008語
 歌詞を愛して、情緒を感じて』

著・田中 稲
発行 誠文堂新光社
1,500円+税
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田中 稲(たなか いね)

大阪の編集プロダクション・オフィステイクオーに所属し『刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる警察入門』(実業之日本社)など多数に執筆参加。個人では昭和歌謡・ドラマ、都市伝説、世代研究、紅白歌合戦を中心に執筆する日々。著書に『昭和歌謡 出る単 1008語』(誠文堂新光社)など。
●オフィステイクオー http://www.take-o.net/