vol.08 TIFFANY & Co.(ティファニー)
「ティファニー ハードウェア」
ある程度年齢を重ね、おしゃれの経験値が上がってくると、自分の好きなもの、そうでないものが直感でわかるようになります。ジュエリーに関しても、ベーシックなものだけでなく、アーティスティックなデザインを身につけても、それに負けない「個」が確立されてくるのがちょうど同じころ。自分の在り方や、何が似合うのかがわかってくると、おしゃれはぐっと深みを増してくるのです。
今回ご紹介する「ティファニー ハードウェア」は、まさにそんな時期を迎えた女性に似合う「自己表現のためのジュエリー」。今までだったら、インパクトのあるデザインは、比較的手ごろな価格のコスチュームジュエリーに頼っていたところを、ファインジュエリーで装うのは、「自分」がわかっているからこその贅沢だと思います。
迫力あるジュエリーだと、輝きを主役にしてベーシックな服を合わせがちですが、あえて今回は服も主張のあるものをコーディネートしました。服をシンプルにしてジュエリーを目立たせるのではなく、個性×個性が放つ強さを身につけてみる。ジュエリーも含めて何を身につけるのかが、自分のスタイルを作っていくのです。
量感あるYGで表現された構築的なフォルムが印象的な「ティファニー ハードウェア」は、「繊細な煌めきのダイヤモンドとは違う、ゴールドならではの強さが魅力」と伊藤さん。「ゴールドの艶をたすことで、全体の印象を引き締めてくれます」。
伊藤美佐季(いとう みさき)
ジュエリーディレクター、スタイリスト。フィレンツェに遊学、帰国後スタイリストに。つける人の個性を活かしたスタイリングは、女性誌のほか多くの女優からも支持が厚い。ジュエリーに関する講演などでも活躍。
Column
伊藤美佐季のSource of yourself
ジュエリーディレクターの伊藤美佐季さんが指南する、大人のためのジュエリーの選び方と、つけ方のエッセンスを連載でお届けします。
2017.12.04(月)
styling=Misaki Ito
photographs=Masami Naruo(SEPT)
make-up=Tomohiro Muramatsu(sekikawa office)
hair=KENICHI FOR SENSE OF HUMOUR
text=Miwako Yuzawa