TIFFANY&Co.
「Tiffany T Two」のリング
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2013年、デザインディレクターに、フランチェスカ・アムフィテアトロフが就任して以来、モダンなイメージに進化しているティファニー。私が撮影時にイメージする女性像も、「女の子っぽくて可愛い、愛される女性」から、「芯のある自立した女性」になり、合わせる洋服もシンプルだけれど上質なものを心がけるようになりました。
今回のリングは、フランチェスカが手掛けた「Tiffany T」の新作「Tiffany T Two」。NYの街のスピリットを感じるリングは、パートナーとも共有できるのが特徴です。グラフィカルに表現されたTが配されたデザインは、シンプルなようでいて、指にしてみるとポイントになるのがいい。
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また、ライフスタイルによって地金だけのもの、ダイヤ入りのものなどと選べるのも、今の時代に合っているなと感じます。一本でも素敵ですが、写真のように、レイヤードしたり、第一関節と第二関節の間にしたりとつけ方を変えて楽しむと、よりモード感のあるスタイルに。タイムレスなデザインだからこそ、つけ方で遊んでも奇抜にならない。自由にアレンジして個性を楽しめるのが、ティファニーの魅力なのだと思います。
「Tiffany T」コレクションの新作「Tiffany T Two」。中央のグラフィカルなTのモチーフが印象的。ジェンダーレスなデザインが特徴でペアで楽しむことも。
伊藤美佐季(いとうみさき)
ジュエリーディレクター。30代でイタリアに遊学、帰国後、スタイリストに。ジュエリーや洋服のスタイリングのほか、ジュエリーに関する講演なども行う。
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Column
伊藤美佐季のジュエリーのある人生
ジュエリーディレクターの伊藤美佐季さんが指南する、大人のためのジュエリーの選び方と、つけ方のエッセンスを連載でお届けします。
2016.10.31(月)
photographs=Masashi Ikuta(makiura office)
styling=Misaki Ito
make-up=Masayo Tsuda(mod's hair)
hair=Nori Takabayashi(angle management)
text=Miwako Yuzawa
CREA 2016年11月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。