雲海から太陽が昇る
神々しいサンライズ

日の出観賞はたくさんの観光客でにぎわいます。(C)ハワイ州観光局

 ハレアカラ山頂から見るサンライズは、まさに毎日が初日の出のような有難さがあります。

 サンライズを見るには、ツアーは早めの予約がおススメ。特に個人で行かれる際は、2017年2月1日より、山頂からサンライズを観賞する(午前3時から7時の間にハレアカラ国立公園に入園する)場合、事前予約が必須となりました。60日前からオンラインで予約できます。

 予約の詳細はハワイ州観光局総合ポータルサイト「allhawaii」の記事をチェックしてください。

 サンライズの観賞の際は、時季や出発地によって異なりますが、朝2時から3時ぐらいに宿泊先を出発するのが一般的。

 山頂に到着すると、星が夜空を飾っています。ツアーに参加すれば、レーザーポインターを使っていろいろと説明してもらいながら、星空を観測することができます。ポイント高いですね。どの星がどの星座を構成するのかが分かると、満足度も2倍です。

 そして、サンライズの時間になると、たくさんの人々が日の出観賞に集まってきます。撮影ポイントを決めて、早めに場所を確保しましょう。

パークレンジャーによるチャント。

 日の出とともに、ハレアカラ国立公園のパークレンジャーの方々によるチャント(詠唱)がハレアカラ・ビジターセンター付近で行われ、「E Ala E」という歌が披露されます。

 その雰囲気は神々しく、まるで初日の出を迎えるような気分になりますよ。

雲海の奥から太陽が昇ってくる様子。(C)ハワイ州観光局

 あたり一面に広がる雲海は、徐々にオレンジ色に輝いてきます。太陽が、雲海から昇ってくるこの景色はまさに絶景です。感動の瞬間を是非味わってみてください。

 帰りは、2つの展望台にも立ち寄りましょう。1つ目は、「カラハク展望台」。標高2842メートルの地点にあります。

標高2842メートル地点にあるカラハク展望台。(C)ハワイ州観光局

 展望台からは、ハレアカラの火口が一望できます。まるで宇宙や月面のような雰囲気を醸し出すこの火口は、それもそのはず、映画『2001年宇宙の旅』の撮影場所なんです! 天気がよければ、ハワイ島のマウナケア山まで肉眼で見えることも。

展望台から望むハレアカラ火口。遠くにハワイ島のマウナケア山も見える。

 次は、「レレイヴィ展望台」へ向かいましょう。レレイヴィ展望台は標高2694メートルの地点に位置し、ここからも広大なパノラマを楽しめます。そこからトレッキングで足を延ばせば、さらなる眺望を楽しむこともできます。

レレイヴィ展望台からはトレッキングコースも延びる。(C)ハワイ州観光局

 帰りですが、仮に朝2時にカアナパリビーチのホテルを出発するならば、朝10時には戻ることができるでしょう。早起きして、こんな素敵な朝をハレアカラ山頂で迎えるのはいかがでしょうか?

2017.09.07(木)
文・撮影=宮本紗絵(ハワイ州観光局)