明治初期の家並みが残る北前船の港町

 日本海を往来する北前船の港町として今から約320年前に開かれた岩瀬の街。以来、米や材木を松前(北海道)や大坂に運ぶ要衝として栄え、その豪奢ぶりは全国長者番付に岩瀬の廻船問屋の名がずらりと並ぶほどだったとか。現在も、廻船業が全盛期を迎えた明治初期の建物が街道沿いに残り、その贅を尽くした建築様式は、往時の面影を今に伝える貴重な文化遺産となっています。

古い家並みが残る、大町新川町通り(旧北国 街道)沿い。タイムトリップ気分を満喫して!

 また、このエリアには地元の人たちが特別な日にわざわざ訪れるおいしいレストランも点在。岩瀬を訪れる日が決まったら、すかさず予約を入れておこう!

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2012.01.29(日)
photographs:Atsushi Hashimoto
text:Shojiro Yano
map:Kenji Oguro
special thanks:Toyama City

CREA 2012年1月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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