荷物が少なめな4人の旅上手に聞く、旅の道具。

 第2回は、ONOMICHI DENIM PROJECT担当の小川香澄さんにお話を伺いました。

» 第1回 liflattie ships バイヤーの浅沼智香子さん
» 第3回 and wander デザイナーの森 美穂子さん
» 第4回 groovisions 代表の伊藤 弘さん

旅の定番は尾道デニム
人と人をつなぐものでカバンの中はいっぱい

 尾道と世界をデニムでつなぐONOMICHI DENIM PROJECTを担当してからは、尾道デニムが旅の相棒になりました。

 着回しが楽なことも魅力ですが、尾道の人たちが1年はいて仕上げた本物のユーズドデニムには、一本一本に個性と物語があります。旅先ではその話で盛り上がったり、わざわざ尾道に来てくれた人もいて、つながりを感じることが増えました。

 旅はバックパック派なので荷物は少ない方ですが、コミュニケーションツールになるものは必ず持って行きます。例えば、手ぬぐいは日本の文化を伝える時に役立ったり、本は旅先で知り合った人と交換することもしばしば。あとは、お気に入りの時計とメガネがあれば、どこに行ってもハッピーに過ごせます。


1:人と人を結ぶ尾道デニム
 ONOMICHI DENIMのデニム

24,800円~/ONOMICHI DENIM

 尾道の人がはいて育てた世界で一本のユーズドデニム。

 「デニムがきっかけで、会話が弾むことも」(小川さん)

ONOMICHI DENIM SHOP
電話番号 0848-37-0398


2:運命の時計をお守りに

CASIOのG-SHOCK

 「主人と初めて会った時、お互いに、珍しい海外モデルのこの時計をしていて。お守りのような存在です。丈夫なのも旅向き」(小川さん)


3:お風呂上りはすっぴんメガネ

DITAのメガネ

 「温泉が好きなので、旅先で何度もお風呂に入ることがあります。入浴後はノーメイクで過ごしたいから、メガネが役に立ちますね」(小川さん)


4:ilo itooのポーチ

  「友達からのプレゼント。グアテマラの刺繡が気に入ってます」

5:その時に興味がある単行本を1、2冊
  「旅先でブックトレードするのも楽しみ」

6:手ぬぐい数本
  「旅行中は手ぬぐい体操が日課。1枚あるとなにかと便利です」

7:デジカメ
RICOHのGXR+P10を愛用中。

8:Noritakeのノートとペン、動物のフィギュア
  「思い付いたことを書き留めたり、落書きして遊びます」。旅先で買うことも多い動物のフィギュアは「写真に写り込ませて楽しんでます」

9:メッシュのバッグ
洗濯物をまとめておくのに便利。

10:CHUMSのエコキーコインウォレット
  「海外へ行く時は折りたたみの財布を使用。ベルトループに引っ掛けられるので、防犯上も安心です」

●今回お話を伺ったのは……

小川香澄(おがわ かすみ)さん
ONOMICHI DENIM PROJECT担当。1985年、茨城生まれ。タイやインドで働いた後、2012年よりONOMICHI DENIM PROJECTを担当。尾道自由大学教頭も務める。

2016.04.09(土)
text=Chiaki Tanabe(Choki!)
photographs=Hirofumi Kamaya

CREA 2016年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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