コーヒーや紅茶、お酒にも合う極上のおやつ
瀬野さんは、他にも色々なチョコを手作りしています。

ブームの「タブレット」は、ブラジル産のスモーキーなビターチョコにこだわりのアーモンドをたっぷりのせた「アーモンド」、カカオ分68%の強い風味の「ガーナ」、スモーキーで独特の香りの「ブラジリアン」など。

ピンク色をした「三宮ポッピー」は、香ばしいキャラメルポップコーンにホワイトチョコとストロベリーパウダーをまぶしたもの。「実は、僕、これが大好きなんです。意外にさっぱり食べられるチョコなんですよ」と瀬野さん。大人から子供まで、誰もが好きになるやさしい美味しさ。
「極上ブラウニー」は、最高級のクーベルチュールとフランス産発酵バターを贅沢に使い、松の実、クルミ、ヘーゼルナッツ、さらにアクセントにアプリコットとオレンジピールを入れたチョコレートケーキ。薄くカットして味わえば、濃厚なチョコの風味に感動。忘れられなくなる逸品です。


「チョコレートはパクパク、一度にたくさん食べるものではありません。一日の終わりや仕事の終わり、気分転換に食べれば、元気になれる。一日のちょっとした贅沢に食べてほしい」。瀬野さんが言うとおり、小さなボンボンを一粒口に入れれば、芳醇なチョコの風味、それぞれ異なる味わいにうっとり。食べ終わっても幸せな気分に包まれます。もちろん、コーヒーや紅茶、お酒と味わうのもいい。

「まず、何よりも、作ってから時間が経っていないフレッシュなチョコがおいしいということを、広く知ってもらいたい。パトリック・ロジェから学んだのは、素材に対して真面目にショコラを作る姿勢。ひとつひとつを大切に手作りし、僕にしかできないチョコレートができたら」と瀬野さん。
一粒をしっかりと味わって満たされる、大人のおやつです。
「ショコラティエ ヤスヒロ・セノ」
所在地 兵庫県神戸市中央区御幸通2-1-26 M&Cビル1F
電話番号 078-862-1890
URL http://yasuhiroseno-kobe.com/


Column
そおだよおこの関西おいしい、おやつ紀行
生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。
2016.04.03(日)
文・撮影=そおだよおこ