個性の光る特別展に定評がある「たばこと塩の博物館」。 展覧会場の入口にて江上幹幸さん。3月25日 (土)、4月8日 (土) には、講演会も予定 (事前申し込み制)。詳しくは、博物館のホームページ〈イベント情報〉にて。 レンバタ島のラマレラ村では、海の民による伝統捕鯨が約400年にわたって受け継がれてきました (写真提供:小島 曠太郎)。 鬱蒼とした緑の大地が広がり、ヤシの木々がそびえるレンバタ島の内陸部 (写真提供:小島 曠太郎)。 糸を紡ぎ、ヤシの葉を用いた “括り染め”、そして織りまで、すべて昔と変わらぬ技法が守り続けられているラマレラ村のイカットづくり(写真提供:江上幹幸)。 鯨の干し肉や海塩など、荷物が軽い海の民が山の民のもとを訪ねる行商のほか、定期的に市も開かれたりしています (写真提供:小島 曠太郎)。 定期市 (パサール) の風景。塩ひとつかみ=トウモロコシ6本、鯨の干し肉4本=トウモロコシ48本など、伝統的な交換レートにより、物々交換が行われています (写真提供:小島 曠太郎)。 今回の展覧会では、レンバタ島のほか、ティモール島など、インドネシア東部の島々で蒐集したイカット約50点を展示。 マンタを描いたイカットがレンバタ島の伝統的なスタイル。こちらは婚資として織られたもの。 近年では、レンバタ島を象徴する鯨漁をモチーフにしたものもつくられています。 村の人々が普段着として愛用している、シンプルな模様のイカットも展示。 嗜好品であるキンマの葉を入れるバッグや煙草入れなど、人々の暮らしのなかで愛用されているヤシの葉でつくられたハンドクラフトの展示も。 ミュージアムショップには、かわいいオリジナルグッズのほか、レンバタ島をはじめ、インドネシア東部の島々のイカットを展覧会期間限定で販売。 インテリアとしても取り入れてみたくなる美しいイカット。 未知なる世界への旅気分も味わえます。