お正月ではなく“大晦日”が大宴会

――実家で必ず出てくる料理はありますか?

 正月には「のっぺ」が必ず出てきます。「のっぺ」っていうのは筑前煮みたいな煮物で、新潟の郷土料理。ニンジン、絹さや、サケ、イクラとかが入っていたのかな。でっかい鍋で煮たものを廊下とか納屋に置いて冷ますんです。

 正月三が日……7日くらいまでかな? ずっと食べてましたね。新潟は餅もおいしいですけど、うちは作ってなかったんじゃないかな。サトウの切り餅を食べていた気がします。

 あとね、新潟って大晦日の食事がすごく豪華なんですよ。ほかの地域の人って、大晦日はそば食って終わりだとか言うじゃないですか。けど、新潟は前日の30日とか31日の午前中に、寺泊にある「日本海鮮魚センター」っていう、東京で言うとちっちゃいアメ横みたいなところにカニだのブリだのを買い出しに行くんです。

 で、オードブルとかお寿司とかテーブルに乗り切らないくらい並べて、お酒を飲みながら『NHK紅白歌合戦』を見るっていうのが慣わしなんです。親戚とか仲のいい友達とかも来て、どんちゃん騒ぎですよ。

――『紅白歌合戦』まで観るってことは、夜遅くまで続くんですね。

 そうです。締めに年越しそばを食べて、二年参りという前年と迎えた年を2年に渡って参る風習があったので、学生になると友達同士で神社に行って、屋台でぽっぽ焼を買ってくるのが毎年のことでした。

 未だに、大晦日はそばだけで終わりっていうのは絶対に嫌ですね。

――東京に来て、おひとりで大晦日を迎える時はどうしてるんですか?

 最近はありがたいことに仕事があることが多いんですけど、どんちゃん騒ぎしたいな、寂しいなとは思ってます。仕事がない頃は、友達とかと家でお酒飲んだり、ご飯食べたりしてましたね。

――では、もし地元でお土産を買うとしたら、何を選びますか?

 オイル漬けの柿の種ですかね。

 新潟出身だからなのか、僕、せんべいをめっちゃ食べるんですよ。じいちゃん、ばあちゃんの家には缶で置いてあるし、柿の種、あとはサラダホープも絶対、家にあります。スーパーにもおかきがたくさん並んでいたのは当たり前じゃなかったんだなって、東京に来て知るんですけど、子どもの頃ってせんべいがあんまり好きじゃなかったんですよね。

 けど、大人になると、うまい。新潟の人ってストーブの上になんでも載せるんですけど、ぽたぽた焼をストーブの上でちょっと焼いて食べたりしてました。

 その中で、オイル漬けされた柿の種は、オイルに漬けているのにサクサクが残っているのが衝撃的で。すごくおいしいので、薦めたい1品ですね。

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タイムマシーン3号 山本浩司(やまもと・こうじ)

1979年生まれ、新潟県新潟市出身。東京アナウンス学院で出会った関太とともに2000年にコンビ結成。「M-1グランプリ」「キングオブコント」ファイナリスト経験者。「ヒルナンデス!」「有吉の壁」(ともに日本テレビ)にレギュラー出演するほか、多くの番組で活躍。
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