全国民が熱狂する推理ショーの裏側を描く映画『ミステリー・アリーナ』で、強烈な個性を放つ、樺山桃太郎というキャラクターを演じた唐沢寿明さん。役づくりへの奮闘ぶりや、「鍛えてもらった」という、名優たちとの刺激的なやりとりについてお話しをお伺いしました。
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共演者を通してでしか変われないし成長できない
――本作では芦田愛菜さんや三浦透子さんなど注目若手俳優の方々と共演されていらっしゃいます。共演者の皆さんから刺激を受けたことなどはありましたか?
皆さんから刺激を受けますよね。ただ今回、僕はセリフ量も多かったので、自分のことに精一杯だったかもしれない。
演技に関しては若かろうが年寄りだろうが、俳優は俳優。上下なんてなくて関係性はフラットだと思っているので、年齢は意識せず皆さんをリスペクトしています。お互いのことを尊重するからこそ、思い切って演じることができると思うんです。(芦田)愛菜ちゃんや玉山(鉄二)くんをはじめ、解答者役の皆さんも、まさに演技合戦というか、バチバチにぶつかり合っていて。それを間近で見ていると、俳優それぞれが工夫を凝らした芝居を間近で見られる監督や演出家って仕事は大変だけど、同時にすごく面白いんだろうなと感じました。
――共演者の演技はご自身の演技にも影響しますか?
もちろん。その場のやりとりで自分の演技も変わっていくこともあります。演技なんて家で考えてきたものをそのままやっても現場では通用しない。共演者を通してでしか変われないし成長できないんじゃないかな。たまに意地でも変えない頑なな人もいますが(笑)。
