忠臣蔵ゆかりの赤穂城跡、名産品は瀬戸内海の恵みがたっぷりと詰まった坂越の牡蠣、お塩……そんな兵庫県赤穂市に2025年春にオープンし、地元の人々の間でじわりとその存在感を高めるパン屋さんがあると聞き足を運びました。
» オープン前から話題の「映え」な看板
» 行く度に新商品との出会いがあるパン屋
» 30年前に描いた夫婦の夢を実現
オープン前から話題の「映え」な看板
赤穂の観光スポット「きらきら坂」へ向かう途中の住宅街に「はしっこぱん」はあります。播州赤穂駅より車を走らせること約10分、お店の目印である食パンをかたどった看板が見えてきました。
はしっこぱんは、大阪から移住してきた店主の関由加里さんとご主人の浩住さんが二人三脚で営む小さなパン屋さん。2~3人が入るといっぱいになる小さな店舗ですが、いつもお店は賑わっています。営業は週一日、開店からわずか一時間ほどで売り切れてしまうほどの盛況ぶりです。パンの製造は由加里さんが担い、グラフィックデザイナーの浩住さんがポップのデザインなどをサポートをしています。
2024年に大阪から赤穂に移住したと言うご夫婦。浩住さんの故郷が和歌山なこともあり、丹波、淡路島などを移住先の候補として検討していたところ、海があって、川と山もある景色の良い赤穂に惹かれ移住を決意したのだとか。
店舗を象徴する看板は由加里さんの「大きな食パンの形をした看板があったら面白いな」というアイデアから生まれたもの。浩住さんが製図を作り、姫路の看板業者「オハラ工芸」によって実現しました。
店名の「はしっこぱん」は赤穂の街の端に位置することから付けられました。実際、この場所を境に向こう側は公園で、誰も住んでない空間へと変わります。
