中学2年からお見合いをして…
――かおりさんは19歳でご結婚されていますが、中学2年生から数子さんがお見合いをさせていたとか……。
お見合いといってもかしこまったものではありません。母には、女として生まれた以上、結婚して子どもを産み育てることも大きな社会貢献だ、という一貫した考えがありました。「結婚と恋愛は別」と言われ、中学2年生くらいから母が気に入った男性と会わされていました。
今になって思えば、母は私の人生を支配しようとしていたのではなく、長い目で見た幸せを考えていたのだと思います。早く結婚させたいという焦りの裏には、「地位もお金もあっても、家族は買えない」という母自身の実感があったのでしょう。女として、ひとりの人間として、何を大切に生きるのか。その問いを、私はずいぶん早い段階で突きつけられていたのだと感じています。
もちろん素直に受け入れられたわけではありません。「食事に行こう」と誘われて行くと知らない男性がいたりするので「何を考えているの? こんなことをするなら、もう一緒に出かけないよ」と反発もしていました。
――やはり大金持ちの御曹司や著名な方を連れていらしたのでしょうか。
母が私に会わせたいと思う方は、人間的には素晴らしい方ばかりでしたが、意外にも普通のサラリーマンの息子さんだったりで、大企業の御曹司や名のある方ばかり、というわけではありませんでした。ただ、全員次男でした(笑)。
なかにはお金持ちの方もいらっしゃいましたが、最終的に母が引き合わせてくれた今の主人は、ごく普通の家庭に育った人です。結婚と妊娠がほぼ同時だったので、大学を辞めて専業主婦になりました。
――ご結婚後、しばらくは貧乏生活だったとYouTubeでユーモラスに語っておられたのを拝見しました。
生活は大変でした。母が勧めてきた結婚なので、自分のなかでも、どこかで母が生活の援助もしてくれるのだろうという甘い気持ちがあったのです。でも、「自分たちのできる範囲で生活しなさい」と言われ、当時は「自分が紹介したくせに、サポートはしてくれないんだ」と、突き放されたように感じました。
ただ、あの時の苦労があったからこそ、いまご相談に来られている方のご苦労や悩みに寄り添うことができると思うと、必要な経験をさせてもらったと母には感謝しています。
細木 かおり(ほそき・かおり)
1978年12月11日生まれ。「六星占術」を編み出した細木数子の姪として生まれ、2016年に養子縁組を経て娘となり、「六星占術」の継承者として活動をスタート。累計1億冊以上を売り上げ、“世界一売れた占い本の著者”としてギネスワールドレコーズにも認定されている『六星占術によるあなたの運命』(講談社)シリーズを受け継いだ。2025年12月には、新たな書籍『宿命大殺界の乗り越え方』(幻冬舎)を上梓した。

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