ルート66 100周年記念、いざ伝説のハイウェイを巡る旅へ
自由、冒険、そして希望。まさに古きよきアメリカンドリームを体現し、一生に一度は旅してみたい憧れのハイウェイ「ルート66」。
サンタフェを散策していると、そこかしこで素敵な光景に出会えます。
今回のルート66特集(全4回)では、ニューメキシコ州のアルバカーキとサンタフェの魅力をお伝えしましたが、沿道8つの州にはそれぞれ、まったく異なる魅力が詰まっています。
シカゴ(イリノイ州)からサンタモニカ(カリフォルニア州)まで、約3,940キロを走り抜ける壮大な旅路、ルート66。1950年代には全線をノンストップで走破するだけで40~50時間以上はかかるといわれ、旅として楽しむなら1~2週間は必要といわれたそう。map:Cmap
特集の締めくくりに、イリノイ州からカリフォルニア州まで、沿道各州をご紹介しましょう。
◆イリノイ州
ルート66の起点は、アメリカ第3の都市であるシカゴ(イリノイ州)。そびえ立つ高層ビル群の下には「BEGIN」のロードサインがあり、ルート66を象徴するスポットに。そして壮大な旅は、ここからスタートします。
ルート66「BEGIN」のロードサイン。photo:123RF
「摩天楼」発祥の地といわれる街、シカゴ。ウィリス・タワー103階の「スカイデッキ」では、こんなガクブル体験も。photo:Ranvestel Photographic
シカゴから車で約2時間の町、ポンティアックにはこんな壁画アートが。photo:Ryan Donnell for Meredith Corporation
◆ミズーリ州
ミズーリ州を走るルート66は、全長約504キロ。緑豊かな丘陵地帯を駆け抜ける絶景ルートとして知られています。
ミシシッピ川に臨むブルースとジャズの街、セントルイス。川辺には西部開拓の象徴「ゲートウェイ・アーチ」が。 Photo:Missouri Division of Tourism
自然豊かなオザーク高原を走っていると現れる巨大ロッキングチェア「ファニング 66 アウトポスト」。Photo: Missouri Division of Tourism
◆カンザス州
カンザスは8州のなかでルート66が最も短い州で、その距離はわずか約21キロ。しかしルート66の豊かな文化が1マイルごとに凝縮している区間として、ファンを魅了しています。
「カーズ・オン・ザ・ルート」には、映画『カーズ』の登場キャラクター「メーター」のモデルとなったトラックが。photo:Kansas Tourism
1925年に創業した「ネルソンズ・オールド・リバートン・ストア」。全米歴史登録財に登録されています。photo:Kansas tourism
◆オクラホマ州
オクラホマは、8州のなかでも歴史的なルート66区間が多く残っている州。約604キロの沿道には、ルート66に関するミュージアムや象徴的なロードサイドアトラクションが豊富です。
音楽、建築、そして文化的な魅力にあふれる町、タルサにはこんなユニークなスポット「バック・アトムズ・コズミック・キュリオス」も。photo:Oklahoma Tourism & Recreation Department。
タルサから車で約1時間、チャンドラーの町には、ルート66カルチャーを存分に体感できるエンターテインメント複合施設「ルート66ボウル」が。photo:Oklahoma Tourism & Recreation Division
◆テキサス州
テキサス州のルート66は、全長約286キロ。カウボーイ文化が息づく濃厚な個性を醸す区間として、記憶に残る旅を満喫できます。
カウボーイ文化が色濃い町、アマリロの人気フォトスポット「キャデラック・ランチ」。photo:GO USA
シカゴ(イリノイ州)とサンタモニカ(カリフォルニア州)のちょうど中間地点にある小さな町、エイドリアン。ここもルート66ファンにとって憧れの地のひとつ。photo:GO USA
◆ニューメキシコ州
この特集でご紹介しているサンタフェとアルバカーキは、まさに必見のデスティネーション。さらに全長612キロの州内区間には、「ヒストリック・ルート66」のロードサインが立つオリジナルルートが多く残されています。
アルバカーキ郊外の「ヒストリック・ルート66」。古きよき時代のロードトリップ気分を楽しめます。
カラフルなメキシコ雑貨が買えるのも、ニューメキシコならでは。
◆アリゾナ州
荒漠とした大地が広がり、壮大な景観に圧倒されるアリゾナ州。約620キロの沿道には、セドナやグランドキャニオンをはじめ、絶対に立ち寄りたい魅惑のエリアが多数。
ルート66の定番寄り道スポット、グランドキャニオン。その玄関口となる町、フラッグスタッフからは車で約1時間30分。さらに足をのばしてホースシューベンドにも立ち寄ってみたい。photo:Coutesy of the Arizona Office of Tourism
スピリチュアルな空気に包まれるセドナ。フラッグスタッフから車で45分ほど。photo:Coutesy of tge Arizona Office of Tourism
◆カリフォルニア州
そして、ルート66の旅もいよいよクライマックス。カリフォルニア州のルート66は約507キロ、砂漠地帯、火山地帯、高原地帯と景観がどんどん変化していき、最後に現れるのがサンタモニカの青い海。西海岸特有の陽気な雰囲気に祝福されて、感動の旅路をコンプリート!
人気レジャースポット「サンタモニカ・ピア」に立つ「End」のロードサイン。
夕日に照らされた幻想的なサンタモニカ・ビーチ。photo:Cavan Images/Imagemart
さて、CREA WEBで4回にわたってお届けしてきた「ルート66」特集。2025年9月22日(月)発売のラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」では、サンタフェの魅力をさらに掘り下げた特集を掲載。こちらもぜひお手にとっていただけましたら幸いです。
アメリカのオフィシャルトラベルサイト「GO USA」
www.gousa.jp (日本語)
アメリカでしか実現できない、一生に一度の旅を紹介しているウェブサイト。エリアやテーマ、旅のスタイルなどさまざまな切り口で豊富な記事を掲載しています。心弾む次の旅先がきっと見つかるはず!
構成・文=矢野詔次郎
写真=鈴木七絵
協力=GO USA