いま、最も注目している新人作家とその作品は?
◆『遠い日の陽』『富めるひと』ともに横谷加奈子/講談社 ※単行本未発売。コミックDAYSで配信中。
『遠い日の陽』は、写真売買から始まる、令和的奇譚。「モーニング月例賞2023年9月期」入選受賞作。『富めるひと』は、9歳のときに宝くじに救われた主人公の10年後を描く、お金と友情と労働の物語。
「横谷さんの作品に漂う淋しさと孤独は、甘さを伴っている。心細い人間が生きている世界は道や建物、景色さえ淋しく、また愛しいものであると伝わってくる。そんな中、独特な設定で描かれる他者とのつながりには、めでたしではない本当の救いがある気がする。そして結局は、いつまでも横谷作品の淋しさの中にいたくなってしまうのだ」
発表! CREA夜ふかしマンガ大賞2024
眠りにつく前のひとときに、日中のあれこれを忘れさせ、新しい世界に連れ出してくれる力のあるマンガを称える「CREA夜ふかしマンガ大賞」。昨年からはじまった一般読者による投票を一次選考として、200作品以上が候補にあがるなか、2024年のナンバーワンが決定しました。
» 今年の大賞は『じゃあ、あんたが作ってみろよ』
» ベスト10発表!(特設サイト)
» 選考委員31名の愛読マンガまとめ
CREA夜ふかしマンガ大賞2024
Column
「CREA夜ふかしマンガ大賞」選考委員アンケート
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- 文=大嶋律子(Giraffe)
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