芝居することが楽しいと思えた映画初出演作

――主演の岡田将生さんが率いる「チーム」の雰囲気はいかがでしたか。

 岡田さんは初日から、僕と清水(尋也)くんに積極的に声をかけてくださったんです。「何が好きなの?」「今周りで何が流行っているの?」って。それも、休憩中だけじゃなくて、その日の撮影が終わった後もご飯に連れていってくれて、本当のお兄ちゃんのように接してくれました。演技についても「まずは自分が思ったようにやるのが、いちばんいい」とアドバイスしてくださいました。ほかにも、ゲームをしたりして、より一体感を高めることができました。

――完成した作品を最初に観たときの感想は? また初めての映画の現場だったと思いますが、この現場で学んだことを教えてください。

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 作品をはじめて観た時はとても恥ずかしかったです。特に最初の方に撮ったシーンは恥ずかしかったんですけど、最後の方に撮ったクライマックスのシーンではいい表情をできたんじゃないかな、と思えるところもあります。毎日必死でしたが、同世代の俳優さんとの共演はとても刺激的で、新しい経験をいっぱい与えてくれた作品になりました。この作品をきっかけにお芝居することが楽しいと思えるようになりましたし、これからも頑張っていこうと思えたので、僕にとっての財産だと思います。

2015.06.26(金)
文=くれい響
撮影=中井菜央