今、CREA世代のみんながこぞって注目するデスティネーションは、何といっても台湾。「台湾といえば」の定番パイナップルケーキ、キャスキッドソン顔負けのセンスを誇るカラフルなバッグ、そして地元の女性に大人気のマスキングテープなど、友人へのプレゼントに、自分へのご褒美にぴったりのお土産を、現地在住ライターの片倉真理さんが厳選してご紹介します。絶対手に入れたいベストアイテムはこれ!

台湾中部・阿里山で栽培された良質な豆を使用

阿里山産アラビカコーヒー豆40g400元(日本円約1,480円)から。ドリップ式は1袋90元(日本円約333円)、5袋450元(日本円約1,665円)。年間生産量が約300キロと少ないため、安くはありませんがその質は確か。

 「Alisan Coffee」 というローマ字のロゴが入ったスタイリッシュなパッケージ。一瞬、「欧米のコーヒーブランド?」と思ってしまいますが、正真正銘のメイド・イン・台湾。「Alisan」とは台湾中部に位置する山岳地帯、「阿里山」のこと。高級ウーロン茶の産地として知られていますが、実は最近、コーヒー栽培も注目されています。

 やや意外に思えるかもしれませんが、台湾のコーヒー栽培の歴史は古く、戦前に遡ります。当時の台湾は日本統治時代。なんと皇室にも献上された記録があり、その質はお墨付きでした。しかし戦後にコストの安い中南米産が流入し、生産量が激減。台湾のコーヒー産業は一気に冷え込んでしまいました。

 それでも、ここ10年ほどは台湾国内でじわじわとコーヒーの愛飲家が増加。これに伴い、台湾産のコーヒーも再び脚光を浴びるようになりました。現在は台湾中南部や東部の山間部で栽培されています。

 この「Alisan Coffee」というブランドを立ち上げたのは日本人の伊藤篤臣さん。大手コーヒーチェーン店で焙煎士として活躍していましたが、2008年に台湾を旅した際、阿里山コーヒーと運命的な出会いを果たします。その時は、これほど良質なコーヒーがほとんど知られていないことにショックを受けたそうです。

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2014.12.29(月)
文・撮影=片倉真理