Magnificent View #447
岩のドーム(イスラエル)
(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
金色に輝く屋根と緻密な装飾の青タイルが青空に映える、岩のドーム。このドームが立つエルサレムは、メッカ、メディナに次ぐイスラム教の聖地だ。預言者ムハンマドが天馬に乗って昇天したとされる場所に建っている。
建物は7世紀後半に建築されたもので、現存するイスラム建築としては最古といわれている。現在のような外壁になったのは1554年のこと。オスマン帝国の王スレイマン1世の命により、著名な建築家ミマール・スィナンが壁を貼り直し、大理石とトルコ製タイルをあしらった建物に改装された。
ところで、エルサレムといえば、イスラム教のほか、ユダヤ教、キリスト教の聖地でもある場所。2キロにも満たない城壁に囲まれた旧市街には、この岩のドームをはじめ、キリスト教の聖墳墓教会、ユダヤ教の嘆きの壁といった、それぞれの祈りの場がある。
文=芹澤和美
