Magnificent View #325
南浦大橋(中国)

(C) Paul Souders / Corbis / amanaimages

 東京にレインボーブリッジがあるように、横浜にベイブリッジがあるように、上海には南浦大橋がある。

 中国を代表する巨大都市を二分して流れる黄浦江。その雄大な流れをまたぐこの橋が開通したのは1991年12月のことだ。

 折しも、鄧小平が南巡講話を発表し、改革開放路線へと大きく舵を切る直前だった。ハープ型の橋梁を支える主塔に墨痕鮮やかに記された「南浦大橋」の文字は、鄧小平自らが揮毫したものだという。

 新都心として発展した浦東地区と旧市街とを結ぶ南浦大橋は、まさに上海の発展の象徴。全長846メートルのこの橋を一日に通行する自動車は5万台を優に超える。

 2010年には、橋の南側一帯で上海万博が開催された。

Column

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2014.08.21(木)