自分の中に出てきた違和感は否定しない

――本作の着想になった、かつて「ハラスメント裁判」で戦った女性たち、そして、この作品をご覧になる女性たちにメッセージをお願いします。

 今のわたしたちには想像できないくらい、まずはハラスメント裁判を起こすこと自体が大変だったと思います。“100%負ける”と言われても、それでも同じ思いの人が一丸となって踏み出してくださったことでその後の状況が変わっていったと思うので、とにかく有難いですし、感謝しています。「その気持ちを大事にしながら、朝日先生を演じさせていただきました」とお伝えしたいです。

 本作を通して、自分のなかに出てきた違和感は否定せずに声をあげること、そして自分を信じることが大事なのかなと感じました。登場人物たちが「この裁判は未来に繋がる」と信じて、どんなに不利な状況になっても諦めずに戦い続ける姿に、きっと勇気をもらえると思います。

綾瀬はるか(あやせ・はるか)

1985年、広島県出身。是枝裕和監督の『海街diary』(2015年)で、第28回日刊スポーツ映画大賞主演女優賞、第70回毎日映画コンクール女優主演賞、第37回ヨコハマ映画祭主演女優賞を受賞。近年は『今夜、ロマンス劇場で』(2018年)、『はい、泳げません』(2022年)、『レジェンド&バタフライ』(2023年)、『リボルバー・リリー』(2023年)、『ルート29』(2024年)などで主演を務める。『レジェンド&バタフライ』と『リボルバー・リリー』で第48回報知映画賞主演女優賞を受賞。2026年は本作のほか、『人はなぜラブレターを書くのか』『箱の中の羊』という3本の主演作が公開された。

『ファーストボイス』

1989年。お人好しでお金にならない案件ばかり受けてしまう弁護士・朝日道子(綾瀬はるか)のもとに、職場で執拗な嫌がらせを受けた末、仕事を奪われ、「会社と上司相手に訴訟を起こしたい」と言う上原恵(ファーストサマーウイカ)が訪ねてくる。「ハラスメント」をめぐる裁判には前例がなく、新人弁護士の藤野栞(松本穂香)は「勝ち目がない」と反対するが、朝日は「この裁判は必ず未来につながる」と立ち上がることを決意し、勇気ある一歩を踏み出す。

出演:綾瀬はるか
ファーストサマーウイカ、松本穂香
峯村リエ、山田真歩、工藤阿須加、水川かたまり(空気階段)/ 鈴鹿央士、迫田孝也、酒向芳
木村多江、筒井道隆
監督:前田 哲 脚本:橋本裕志 音楽:富貴晴美
製作:「ファーストボイス」製作委員会 配給:松竹/ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/firstvoicemovie/
公式 X・Instagram:@firstvoicemovie
©2026「ファーストボイス」製作委員会
主題歌:ちゃんみな「History」 NO LABEL MUSIC / Sony Music Labels Inc.

衣装クレジット

ニット 456,500円、スカート 1,705,000円(全て予定価格)
プラダ/プラダ クライアントサービス フリーダイヤル 0120-45-1913

次の記事に続く 「明日が来なきゃいいのにと思うことも」綾瀬はるかが今も...