畑毛温泉(静岡県)
「畑毛温泉は究極の隠れ“ぬる湯”」と小佐野氏。
江戸期より湯治場だった地は今も穏やかな田園で湯温の低い温泉に心ゆくまで浸ることができる。
古湯を守る宿「大仙家」の支配人・髙橋茂樹氏は「高齢のかたでも疲れず長湯を楽しめる。そのため温泉も身体に浸透しやすいようです」と話す。
この湯郷に湧く単純温泉も恵み豊かだ。歌人の若山牧水は「長湯して飽かぬこの湯のぬるき湯にひたりて安きこころなりけり」と畑毛を詠っている。
※初出:文藝春秋 2023年4月号
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