前回美容室に行ってからそんなに経っていないのに、すぐに伸びてしまう前髪。気になるけど、また美容室に行くのは手間だから、自分で切ってしまおう。そんな風に、皆さんもセルフカットをしたことがあるはずです。
しかし、その後、美容室を訪れた際に「自分でカットしましたよね?」と聞かれて驚いたことはありませんか? 美容師からすると、お客さまのセルフカットは珍しいことではありません。髪の状態など、いくつかのポイントを見ることで、美容師はセルフカットであることを見極めてしまいます。
一度切った髪は元には戻せないこともあり、「セルフカットはやめて」と念押しする美容師も少なくありません。それもあってか、指摘されると少しバツが悪い思いを抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、美容師のカットとセルフカットの違いはどこにあるのでしょうか。「技術が違う」という一言で片付けてしまうのは簡単ですが、この記事では「なぜセルフカットは美容師にバレるのか」をテーマに、現場の目線からその理由を紐解いていきます。
気付くポイントはカット技法にある
私の体感では、お客さまがセルフカットをする場所として最も多いのが、前髪です。皆さんにとっても、前髪や顔周りは「すぐに伸びたな」と感じる部分だと思います。
髪の毛は1ヶ月に約1cm伸びているのですが、前髪は1cm伸びるだけでも大きく印象を左右します。1週間でもそれなりに伸びるので、「今のこの長さがベスポジ」と感じる期間もそう長くは持ちません。しかし、ほんの少しの差でも違って見えやすい前髪だからこそ、カットの精度においても顕著な差が出ます。
ちなみに、美容師はセルフカットに留まらず、いつも担当させていただくお客さまが他の美容室に行ってカットした際も、わかることがあります。それぞれに自分のカットにこだわりがあるため、お客さまが「別の美容室に行きました」とおっしゃる前から感じ取っていることも珍しくありません。それくらい美容師は「カットの違い」を見分けることができています。
