「みゆき族」に憧れた10代。手作りスカートで銀座を闊歩
近田 将来の夢なんかは持ってたの?
こぐれ 小学生の頃から、大人になったら洋服関係の仕事をしたいという気持ちは芽生えてた。
近田 幼少のみぎりから、お洒落に興味があったわけだ。
こぐれ ええ。高校3年の頃には、わざわざ埼玉から銀座まで出向いて、みゆき族の真似をしてみゆき通りを闊歩しましたよ。ただ歩くだけなんだけど(笑)。
近田 はいはい。大橋歩さんが「平凡パンチ」の表紙のイラストで描いてたようなファッションだよね。
こぐれ そう。タイトでものすごく長いスカートをはいて、ベルトのバックルを後ろに回して、頭陀袋を抱えて……(笑)。
近田 みゆき族、懐かしいなあ。
こぐれ それで、ファッションに近いという意味で、大学では美術を学びたいと思って、東京学芸大学に入ったのよ。
近田 学芸大って、国立大学だよね。
こぐれ 国立だから学費が安くって、その点だけは親孝行できた。確か当時、年間の学費が12,000円だったかな。
近田 ずいぶん安かったんだねえ。
こぐれ そう。高校は県立の女子校に通ってたんだけど、高校より大学の授業料の方が安かったことを覚えてる。
近田 しかし、国立に受かったってことは、つまり、結構勉強ができたってことだ。
こぐれ まあ、それほどでもなかったけど。ただ、入試では5科目受けなきゃならないから、それなりに勉強はしたけどね。
