横浜を代表する観光名所「横浜中華街」。牌楼と呼ばれる豪華絢爛な門や、本格中国料理店などが軒を連ねる街並みは、都内からほど近にもかかわらず異国に舞い込んだかのような気分を味わえます。

 そんな横浜中華街に新たに誕生したホテル「TRAN.SCENDER® HÔTEL Yokohama(トランセンダーホテル横浜)」。横浜中華街の飲食店「招福門」を“再興”し、横浜中華街の記憶を受け継ぐ場所としての定義を果たすと同時に、訪れた人々に“心身をリバイブする” 体験を届けます。

» 愛された続けた「招福門」の建具を再活用したホテルが誕生
» 感性を刺激する様々なアートでリバイブを体現
» ロフトタイプや一棟貸切でグループステイも。バラエティ豊かな客室
» 宿泊者専用! 心身を回復させる温泉ミストサウナ「TOJI SAUNA」
» 朝食もカフェもバーも。本格叉焼や中華粥が味わえるホテルラウンジ
» 横浜中華街人気店とのコラボアイテムや、遊び心満載のルームウェアもチェック
» ホテルを拠点に横浜中華街を散策! おすすめのお土産5つ


愛された続けた「招福門」の建具を再活用したホテルが誕生

 トランセンダーホテル横浜のコンセプトは「人、感性、そして街をリバイブするホテル」。横浜中華街の歴史に敬意を払いながら、街の文化を再解釈し、横浜中華街の新たな観光拠点となるホテルです。

 1859年の横浜港開港以後、今の横浜中華街一帯は外国人居留地が設けられたことにより、世界各地の人々が訪れ、独自の発展を遂げてきました。また、空襲や震災を経ても復興を遂げた力強さやパワーも兼ね備えています。

 そんな活気に満ちた横浜中華街で、香港飲茶食べ放題店として長年愛されてきた「招福門」が閉店したことを受け、この建物を新しい感性を育むライフスタイルホテルとして再構築できないかとの想いでプロジェクトが始まりました。

感性を刺激する様々なアートでリバイブを体現

 リバイブ(=復活する、生き返る)というコンセプトを象徴するかのように、ホテルの中には、感性を刺激する様々なアートが出迎えてくれます。

◆エントランス上部は福井和来によるネオン

 ホテルへ到着してまず目につくのは、エントランスのネオンです。夜になると、横浜中華街はネオンに包まれた街並みに。ホテル名の上にデザインされたネオンのアートは街に溶け込みつつも、洗練された印象を後押しします。

◆ラウンジはbaanaiによるペインティング

 ホテル1階のラウンジの奥には、COMME des GARÇONSなど有名ブランドにアートを提供している神奈川県藤沢市出身のアーティストの作品が飾られています。こちらは、フォトドローイングを切り裂いて、それをコラージュして貼り合わせた作品。幾重にも重なるコラージュは、再構築した作品として、新たなつながりを生み出しているかのよう。

◆別棟への扉は中友香による書

 本館と別館に分かれているトランセンダーホテル横浜では、別館へ行く入り口の扉に「福」を逆さにした書が書かれています。これは、福が逆さまになると福が来ると言い伝えられている中国の縁起物として、中華街ではよく見かけるモチーフ。扉に書くことで、この扉を開けると幸福を招くきっかけになるという意味合いを込めています。

◆各客室にはRintaro Kanemotoの写真

 さらに、すべての客室には「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」で、公式カメラマンを担当したRintaro Kanemoto氏が実際に中華街を歩いて面白いと思ったものを独自の視点で撮影した写真が飾られています。

◆横浜中華街らしさ溢れるディテールを散りばめて

 このほか、ドア裏に貼られていた虎のデザインにも注目。トランセンダーホテル横浜にあるグッズのイラストレーションは中村弘峰氏の虎デザイン。ロビーやラウンジなど、あちこちで見つけることができます。

 中華街らしい独自のカルチャーをホテルのあちこちにアートとして落とし込むことで、訪れた人の感性を刺激する……、そんな体験ができるのも、このホテルならではです。

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