日本文学振興会より、第173回直木三十五賞の候補作が決定いたしました。選考委員会は、きたる2025年7月16日(水)都内にて開催致します。
◆選考委員(五十音順) 浅田次郎・角田光代・京極夏彦・桐野夏生・辻村深月・林真理子・三浦しをん・宮部みゆき・米澤穂信
◆正賞:時計 副賞:賞金100万円
候補作品(作者名:五十音順)
逢坂冬馬(あいさか とうま)「ブレイクショットの軌跡」早川書房

1985年生まれ。明治学院大学国際学部国際学科卒。2021年、「同志少女よ、敵を撃て」で第11回アガサ・クリスティー賞を受賞してデビュー。
〈作品〉『同志少女よ、敵を撃て』2021年早川書房刊=第166回直木賞候補、キノベス!2022受賞、22年本屋大賞1位、第8回沖縄書店大賞小説部門大賞受賞、第9回高校生直木賞受賞。『歌われなかった海賊へ』23年早川書房刊=第15回山田風太郎賞候補。『ブレイクショットの軌跡』25年早川書房刊=第38回山本周五郎賞候補。
青柳碧人(あおやぎ あいと)「乱歩(らんぽ)と千畝(ちうね) RAMPOとSEMPO」 新潮社

1980年生まれ。早稲田大学教育学部卒。2009年、「浜村渚の計算ノート」で、第3回講談社Birth小説部門を受賞、同年、同作でデビュー。
〈作品〉『浜村渚の計算ノート』2009年講談社刊。『希土類少女』12年講談社刊。『ウサギの天使が呼んでいる ほしがり探偵ユリオ』17年創元推理文庫刊。『むかしむかしあるところに、死体がありました。』19年双葉社刊=20年本屋大賞候補。『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』20年双葉社刊。『スカイツリーの花嫁花婿』21年光文社刊。『名探偵の生まれる夜 大正謎百景』22年KADOKAWA刊。『令和忍法帖』25年文藝春秋刊。『オール電化・雨月物語』25年PHP研究所刊。
芦沢央(あしざわ よう)「嘘と隣人」文藝春秋

1984年生まれ。千葉大学文学部史学科卒。2012年「罪の余白」で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞し、デビュー。
2025.06.19(木)