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一流スパでマカオ旅の仕上げを

 名だたるラグジュアリーホテルが進出するマカオは、実はスパ天国。街歩きやグルメを堪能した後は、心と体をときほぐすひとときを。

◆バンヤンツリー・スパ・マカオ

 伝統的な東洋療法に基づき、ホリスティックな観点からアプローチする手法で、スパ文化の先駆者となったバンヤンツリー。その技は、コタイ地区のアーバンリゾート「バンヤンツリー・マカオ」にも受け継がれている。

 広大なスパエリアは、ホテルの一角というよりも、都会のオアシス。喧騒とは無縁の、静けさに包まれた別世界だ。竹林に囲まれ、水が流れる石庭を模した空間にはやさしくアロマが香り、水音が心を静かに鎮めてくれる。

 トリートメントルームはすべてスイート仕様。各室にシャワー、ジェットバス、スチームサウナを備えた贅沢な仕様だ。

 「バンヤンツリー・マカオ」はコタイ地区の中でもタイパビレッジに最も近い立地にあり、観光の合間にも立ち寄りやすいのがうれしい。贅沢な時間を、旅のプランにそっと忍ばせて。

Banyan Tree Spa

所在地 Banyan Tree Macau, 2/F, Galaxy Macau, Cotai
電話番号 +853-8883-6633
営業時間 10:00~23:00
定休日 無休
https://www.banyantree.com/spa/banyan-tree-spa-macau

◆ザ・スパ・アット・フォーシーズンズホテル・マカオ

 フォーシーズンズらしい、エレガントで落ち着いた空間が魅力のスパ。ここマカオにも五感に寄り添う穏やかな時間が流れ、旅の疲れをやさしく解きほぐしてくれる。

 人気の「フォーシーズンズ・シグネチャー・マッサージ」は、アジアとヨーロッパの技術を融合させたトリートメント。深部の筋肉にアプローチする多彩な手技で、こわばりをほぐして柔軟性を取り戻す、石畳の街を歩き回った足にも嬉しい施術だ。

 すべてのメニューは「整える・再生する・力を与える」ことを目的に設計され、施術後はエネルギーがチャージされたような感覚が。IRが林立するコタイ地区にありながら、耳をすませば野鳥のさえずりも届く静かなスパ。喧騒を忘れ、本来の自分に立ち返るようなひとときを。

The Spa at Four Seasons Hotel Macao Cotai Strip

所在地 Four Seasons Hotel Macao Cotai Strip, 2/F, Cotai
電話番号 +853-8112-8080
営業時間 月~木曜12:30~23:00、金・土曜11:00~23:00
定休日 無休
https://www.fourseasons.com/macau/spa/

◆ザ・スパ・アット・マンダリンオリエンタル・マカオ

 マカオ半島でラグジュアリーなスパ体験を求めるなら、「マンダリン オリエンタル マカオ」へ。観光の合間にも立ち寄りやすい、アクセスの良さも魅力だ。

 マンダリンのスパといえば、単なるラグジュアリー体験にとどまらない、心と身体に深く寄り添う本格的なトリートメントで世界的な評価を得ている。その哲学は、ここマカオでもしっかりと息づいている。

 シグネチャーメニューのひとつ、「インナーストレングス」は、ブランドが独自にブレンドしたアロマオイルを使用し、筋肉の緊張をゆるやかに解きほぐすと同時に、思考のノイズまでもそっと洗い流してくれる。

 旅が決まったら、ぜひ、スパの予約も入れておきたい。強烈な冷房で冷えを感じることも少なくないマカオでは、体の芯から温めて巡りを整えるスパでのケアも、旅の大切なリセットタイムになるはずだ。

The Spa at Mandarin Oriental Macao

所在地 Avenida Dr. Sun Yat Sen
電話番号 +853-8805-8588
営業時間 13:00~22:00
定休日 無休
https://www.mandarinoriental.com/ja/macau/one-central/wellness/the-spa

マカオの街並みやグルメを体感してみたくなったら、東京・秋葉原で開催されるイベントへ。名物料理が味わえるキッチンカーや、豪華賞品が当たる抽選会、トークショーなど盛りだくさん。

「Journey To Experience Macao ~旅するマカオ祭~」

開催期間:2025年4月17日(木)~20日(日)10:00~19:00
会場:ベルサール秋葉原(東京都千代田区外神田3-12-8)

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2025.04.17(木)
文=芹澤和美
写真=SHU ITO