日本が誇る四季折々の魅力に迫る季節の絶景特集。まだ知られざる四季折々の表情を見せてくれる日本の風景に改めて魅了されたという人も多いはず。
今回は、富山県が誇る春の絶景・風物詩をピックアップ。
日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。これからの旅の参考にどうぞ!
» #01 あさひ舟川「春の四重奏」
» #02 蜃気楼
» #03 高岡御車山祭
» #04 津沢夜高あんどん祭
» #05 大岩山日石寺
» #06 砺波チューリップ公園のチューリップ
» #07 ホタルイカの身投げ
» #08 氷見から望む海越しの立山連峰
» #09 相倉合掌造り・菅沼合掌造り集落
» #10 称名滝とハンノキ滝
◆あさひ舟川「春の四重奏」

富山県の東端の入り口にある朝日町の舟川は、両岸1,200メートルにわたって約280本の桜が並ぶ桜の名所です。
春になると、雪を抱く白馬岳・朝日岳の北アルプスを背景に、桜並木とチューリップ、菜の花が同時に揃う四重奏を楽しめます。
イベント「あさひ舟川“春の四重奏”」の期間中に、4月5日(土)19:00から21:00には、かがり火に照らされる幻想的な夜桜が楽しめます。昼と夜で表情の異なる桜をたっぷりと鑑賞してみては。
開催期間:2025年4月2日(水)~16日(水)
あさひ舟川「春の四重奏」(あさひふなかわ はるのしじゅうそう)
所在地 富山県下新川郡朝日町舟川新
https://www.asahi-tabi.com/sijuusou/
◆蜃気楼

富山湾の神秘と言われる蜃気楼。魚津市は蜃気楼のまちとも呼ばれ、江戸時代以前から蜃気楼の名所として知られます。3月下旬から6月上旬の蜃気楼が現れやすい時期には、魚津港周辺やしんきろうロード沿いを中心に、たくさんの人々が訪れ、にぎわいます。
蜃気楼を鑑賞できるベストスポットは、富山湾全体が見渡せる魚津港周辺の海岸です。魚津市ではこの一帯を名勝「蜃気楼展望地点」と指定しており、「蜃気楼の丘」や「海の駅 蜃気楼」などさまざまな施設が整備されています。
また、「蜃気楼の丘」は、魚津埋没林博物館敷地の北側につくられた小高い丘で、博物館には、蜃気楼の情報がたくさんあり、300インチのハイビジョンスクリーンによる蜃気楼の映像、蜃気楼に関する写真や文献などを見ることができます。
春の蜃気楼は、10~15回程度しか出現しない稀少な現象。神秘的な風景は、この目で一度確かめてみる価値あり!
見ごろの時期:例年3月下旬~6月上旬
蜃気楼(しんきろう)
所在地 富山県魚津市釈迦堂814 魚津埋没林博物館
https://uozu-kanko.jp/library/sinkirou-tenbou/
2025.04.06(日)
文=CREA編集部