猫と犬、奥さんと子どもの5人暮らしは毎日がハッピー!

――奥様がもともと飼っていらした猫なんですよね。
そうです。猫も犬も両方うちの妻が飼っていました。猫のマーちゃんは8歳の男の子で、チワワが7歳の女の子なんです。お付き合いしているときから、僕も本当に動物が大好きだったので「両方連れてきてよ~」と言って来てもらっていました。マーちゃんは足が短くて、マンチカンとのミックス猫だと思います。
――一緒に暮らしてみて、もともと持っていた猫のイメージとのギャップなどはありましたか?
もうめっちゃありました! 勝手な僕のイメージでは、猫はすぐどこかに登って、何かをひっくり返したり、壁をガリガリかいているのかなと思っていたんですけど、マーちゃんはすごくおとなしい! チワワより全然静かだし、ずーっと日向ぼっこして寝ていたりします。僕が撫でに行っても嫌な顔はしないですし、たまに向こうの気まぐれでソファで座っているところにすりすり来たりして。ここ(膝の上)で寝ることもあるから、「こんなこともするんだ!」と驚きました。そのマイペースな感じがとってもかわいくて、動画を撮ったりして妻と見せ合っています(笑)。
犬のようにわかりやすい愛情表現はあまりしないクールなイメージだったんですけど、この間、奥さんから僕が帰る時間ぐらいになると「玄関の扉の前で10分くらい待ってたよ」と教えられたんです。それを考えただけでも、もう愛くるしくて。
ちなみに、宅配便で届いた段ボールは今はすぐ捨てずに、中身を出したら1回置いています。マーがスッと入ってガサガサゴソゴソ、チワワに「うるせえ」と怒られて諦めるまでがセットです(笑)。
――チワワちゃんとマーちゃんの関係性が、またかわいらしいですね!
そうなんです。マーは5キロぐらいあって、チワワは2キロとかで本当にちっちゃいんですけど、そのチワワが全然強い。水飲み場も一応犬用、猫用と二つあるんですけど、たまにマーが犬用のところに近いからたまたま行ったりすると、それだけでめちゃくちゃ怒られますから(笑)。それでも静かに犬用のところに水を飲みに行くマーを見てるのも、なんか愛おしいです。

――お話を伺っていると、賑やかですよね。おひとり暮らしからだいぶ環境が変わりましたか?
ずっと独り身だったので、急に変わりましたね。でもなんか……やっぱりハッピーなんですよね。心が穏やかというか。うちは今マーちゃん、チワワ、3カ月の娘、奥さんもいて、女性3の男が2という家族になりました。
例えば、ちょっと夫婦で揉めてしまったときも、ワンちゃん猫ちゃんがそこにいるだけで全然違うなと感じます。僕たちが険悪な雰囲気のときに「腹減った~!」みたいなことを犬や猫が言ったりすると、「まあ、じゃあ一旦休戦ね~」みたいになって、そのうちにお互いの怒りも収まっていくんです。動物特有の癒し効果なのか、夫婦の間を取り持ってくれる役割を果たしているのかなあと思ったりもします。
――お子さんとマーちゃんの関係性について、今後どうなってほしいなどはありますか?
子どもがもう少し大きくなって動物を認識するようになったら、ちゃんとかわいがったりして本当に優しい子になってほしいな、という気はします。動物と子どもが一緒の環境にいるのがいいかなと僕は思っているので、一緒にじゃれあったりして、ちっちゃい頃から優しい子に育ってほしいですね。
2025.02.20(木)
文=赤山恭子
写真=松本輝一