関東在住者にとっては思い立ったらすぐ行ける、近場としての都心。そうではない方にとってはアミューズメントスポット満載の、旅先としての都心。目移りするような魅力的な施設の中から、親子連れにぴったりの鉄板的!? お出かけスポットBEST5をご紹介。GW最新情報とおすすめポイントについて、3歳男児の母であるライターが、体験談を含めて詳しくレポートします!

鉄道博物館

C57形式蒸気機関車の汽笛が来訪者を歓迎する「ヒストリーゾーン」。

“子鉄”を飽きさせない工夫がいっぱい

 JR大宮駅からニューシャトルに乗って1駅。「鉄道博物館」に向かう道のりさえも、“子鉄”(こてつ=子どもの鉄道ファンのこと)にとってはお楽しみの時間だ。東京駅から大宮駅まで、ちょっと奮発して東北・上越新幹線を利用すれば、はやぶさ、こまち、Maxを間近に見られて子鉄は大満足。親は、移動時間の短縮ができて大いに助かる。我が家の子鉄(3歳・男児)は、この移動の際に2階建て新幹線のMaxに魅了されてしまい、いまだ、その熱は冷めやらない。

 鉄道の歴史を知り、知識を深めたい鉄道ファンにも愛される「鉄道博物館」は、電車大好き子鉄&ママ鉄(子鉄の影響で鉄道ファンになった母親のこと)にもやさしい施設。なにせ、そこに集まるのは、多少なりとも鉄道に興味のある人ばかり。子鉄がいくら「うわぁ~」「汽車だぁ!」などと叫ぼうが、街中とは違って、迷惑そうな痛い視線が突き刺さることも少ない。たったそれだけのことでも親のストレスは大幅に軽減されるが、「鉄道博物館」にはいくつもの逃げ道が用意されている点も秀逸。

高架線上を走行する東北新幹線・上越新幹線を、同じ目線で間近に見ることができる「ビューデッキ」。

 子どもというのは、ふとしたことでご機嫌ななめになってしまうもの。そんなときは、気分を変えるため、迷わず「てっぱくひろば」へ。ここは、走り回って遊べる屋外の施設。はやぶさを模したすべり台や京浜東北線のジャングルジムなど、ここならではの遊具が出迎えてくれる。この場所からでも実際に線路を走る新幹線をウォッチできるが、3階のビューデッキへ行けば、高架を走る新幹線を目の前で見ることができ、子鉄の目を釘づけにすること間違いなし!

約25m×8mという、鉄道をテーマとしたHOゲージのジオラマとしては国内最大級の大きさの「模型鉄道ジオラマ」。線路総延長は約1400m!

 3歳以下の子どもであれば、プラレールで遊べる「キッズスペース」の利用も可能。ここからなら、常に混雑している「模型鉄道ジオラマ」をガラス越しの特等席から見ることもできる。

屋外には「ミニ運転列車」や「ミニシャトル」が。のびのび遊べる「てっぱくひろば」は建物の奥に。

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2014.04.26(土)
文=今富夕起