◆茅原のトンド
修験道の開祖とされる人物・役行者(役小角)の生誕の地と伝わる御所市の茅原。この地には役行者が開基と伝えられる「吉祥草寺」があり、毎年1月14日には「茅原のトンド」が行われます。
トンドとは小正月に古いしめ縄や正月飾りなどを一か所に集めて焼く行事のこと。1300年の伝統を誇る茅原のトンドは、「奈良遺産」および県の「無形民俗文化財」に認定された、全国的に有名な伝統行事です。
トンドの大きさは日本屈指で、高さ6メートルを超す雄・雌一対の大松明が燃え上がる様子は迫力満点。当日は、無病息災、五穀豊穣を祈願しに訪れる多くの人で境内が賑わいます。
開催日:毎年1月14日
茅原のトンド(ちはらのトンド)
開催地 奈良県御所市茅原279
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◆月ヶ瀬梅溪
月ヶ瀬尾山の湖岸から中腹にかけて広がる月ヶ瀬梅溪は、関西屈指の梅林として知られる国の名勝。
2月中旬から赤や白の約1万本の梅の花が咲き始め、甘酸っぱい香りとともに、花々の織りなす見事な景観を望めます。
この梅は鎌倉時代中期に真福寺の境内に植えられたのが始まりとされ、その歴史に思いを馳せながら眺めるのもおすすめです。
月ヶ瀬梅溪(つきがせばいけい)
所在地 奈良県奈良市月ヶ瀬尾山
https://tsukigase-kanko.or.jp/
2025.01.12(日)
文=CREA編集部