シリーズが始まったころからかなり池袋は変わったが、今後も池袋を書き続けていきたいという気持ちがある。

「池袋の変わった部分よりは、変わってない猥雑な池袋のほうを書きたいですね。北口のあたりとか、『伯爵』っていう喫茶店も変わってないし、ホテル街も昔のままだから、そういう部分をピックアップして書いていくほうが楽しい。やっぱりマコトには池袋で『つけ麺うめー』とか言っていてほしいよね」

 第20弾の節目に、このシリーズでは久々となるサイン会が開催される。また、電子書籍の大幅値引きキャンペーンも予定されており、「池袋ウエストゲートパーク」シリーズに親しむのにぴったりの秋になりそうだ。

いしだいら/1960年東京生まれ。広告制作会社、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。近著に『男女最終戦争 池袋ウエストゲートパークXX』。

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小説「池袋ウエストゲートパーク」シリーズ

サイン会
10月11日(金)18時半~ ジュンク堂書店池袋本店にて
※要予約・先着順 電話:03-5956-6111

電子書籍キャンペーン
1~5巻・合本版50%オフ 6~17巻・19巻・関連作品30%オフ
9月24日(火)~10月7日(月)
※単行本・文庫新刊は値引き対象外。期間・価格は各電子書店にてご確認ください

男女最終戦争 池袋ウエストゲートパークXX

定価 1,870円(税込)
文藝春秋
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2024.10.11(金)
文=「週刊文春」編集部