暑い夏もようやく終わり、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。

 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。そんな日本ならではの魅力を感じるとっておきのスポットをご紹介。

 「いつか」の旅行の参考に。眺めても美しい、秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!

» #01 奥津渓
» #02 旧閑谷学校
» #03 誕生寺
» #04 豪渓
» #05 菩提寺
» #06 虫明迫門の曙
» #07 備中松山城の雲海
» #08 高清水トレイル
» #09 吹屋ふるさと村
» #10 井倉峡

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆奥津渓

 「奥津渓」は、約3キロメートルにわたって変化に富んだ渓谷美を見ることができる、岡山県北の景勝地。

 紅葉の名所としても知られており、特に渓谷沿いにある「もみじ公園」の真っ赤なモミジのトンネルは圧巻。川沿いには約800メートルの遊歩道が整備されており、燃えるような紅葉に囲まれながらの散策は、この季節だけの特別な体験です。

 シーズン中は地元ガイドと巡る「紅葉ウォーク」も開催され、県内外からも多くの観光客が訪れます。

見ごろの時期:10月中旬~11月上旬

奥津渓(おくつけい)

所在地 岡山県苫田郡鏡野町奥津川西
https://www.okayama-kanko.jp/spot/11712
※2024年9月28日(土)から11月24日(日)は「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の展示会場になっています。詳細は森の芸術祭公式HPにてご確認ください。

◆旧閑谷学校

 「閑谷学校」は、1670年に岡山藩主池田光政により創立された公立学校。武士学校が多いなかで初めてできた庶民のための学校で、明治時代の政治家・大鳥圭介や、童謡・赤とんぼの作詞をした三木露風、小説家・正宗白鳥など、日本で活躍する多くの著名人を輩出した由緒ある学校です。

 約350年の歴史を持つ建築物が今も立派な姿で残されており、2015年には「近世日本の教育遺産群」の一つとして「日本遺産第一号」に認定されています。

 秋には、聖廟前の楷の木が赤や黄色に染まり、期間限定でライトアップも開催。国宝の講堂とともに、美しく色づいた木々が暗闇の中に幻想的に浮かび上がります。

見ごろの時期:11月上旬~中旬

旧閑谷学校(きゅうしずたにがっこう)

所在地 岡山県備前市閑谷784
https://www.okayama-kanko.jp/spot/11002

2024.10.30(水)
文=CREA編集部