◆白馬村の秋景色
日本アルプスの山間部に位置する白馬村は、冬はスキー、夏は登山の観光客が訪れ、避暑地として知られる。充実したアクティビティや観光スポットが楽しめる国内有数の山岳リゾート。四季折々には大自然の異なる表情を望め、秋には北アルプスが「冠雪の白色」「紅葉の赤色」「針葉樹の緑色」の美しい三段紅葉に彩られる。
白馬は映画「土を喰らう十二ヵ月」の舞台となった場所で、北アルプスに雪が積もり、山肌が紅葉のグラデーションで染まると、素晴らしい三段紅葉が眺められる。
この美しい紅葉を見ながら温泉に入ったり、地酒や地の物を使った食事を味わったりするのもおすすめ。おしゃれなカフェや宿泊施設もたくさんあるのでぜひ秋の旬を楽しもう。
2024年の「住み続けたい街ランキング」のアンケート調査で、長野県内では初めて白馬村が1位に。国内からも、国外からも注目される、いまもっともホットなスポットだ。
見ごろの時期:10月上旬~
白馬村の秋景色(はくばむらのあきげしき)
所在地 長野県北安曇郡白馬村
◆千曲川ワインバレー東地区
千曲川ワインバレー東地区は、新しいワイナリーが次々と開業している注目の地域。畑が標高の高い冷涼な土地にあるため、フランスのアルザス地方と似た品種が栽培されており、ワイン用ブドウの最適地といわれている。
秋を迎えると、ワイン造りに適した気候と土壌で育ったブドウたちが収穫されていく。夏のみずみずしいブドウ畑も絶景だが、収穫前の畑はさらに美しく感じる。
東地区は、雨が少なく日照率が高い長野県のなかでも、とくにその傾向が強い地域で、ワイン用ぶどうの栽培に適しているのだそう。
主要品種のメルローやシャルドネに加え、畑が位置するのが標高650mから800mと高く冷涼なため、ソーヴィニヨンブランやピノ・ノワール、ピノ・グリ、リースリングなど、フランスでも高冷地であるアルザス地方と似たような品種が栽培されているのが特徴だ。
小規模なワイナリーが多く、醸造家の思いがつまった個性豊かなワインとそのぶどうの育ったヴィンヤードをめぐり、お気に入りのワイナリーを見つける楽しみも。
千曲川ワインバレー東地区(ちくまがわワインバレーひがしちく)
所在地 千曲川ワインバレー東地区
https://www.go-nagano.net/theme/id=17870
2024.10.05(土)
文=CREA編集部