アークテリクスの人間工学に基づいた高機能&洗練ギアが導く快適ハイク

 今回のツアーで着用したのは、アークテリクスのバックパックとウェア。人間工学に基づいて設計されたアークテリクスのアイテムはシンプルで機能的、それでいてデザインが洗練されているから、使っていて快適なだけでなく気分もアガるのが嬉しいところ。

 ここからはそれぞれのアイテムについて、ライター平野が使用したインプレッションと合わせてご紹介します。

“ベスト”なバックパックは、収納力も背負い心地もベスト

 バックパックは、アークテリクス独自素材の「ハドロン LCP(液晶ポリマー)」を採用した「エアリオス18」を使用。

 置いたときにしっかり自立しますが、背負うととても軽く感じたのは500mlのペットボトルと同程度の重さ(567グラム)しかないから。それでいて写真のような岩場にも対応する優れた耐久性も持ち合わせています。

 スマホや日焼け止め、お菓子など、行動中は細々したものを出し入れするシーンが多々あります。そのためすぐにアクセスできる収納があると便利なのですが、その点エアリオスは優秀でした。

 トレイルランニングのようなベスト型のショルダーハーネスの左右には、ストレッチポケットとジップ付きスラッシュポケット計4つのポケットが備えられ、収納力が抜群なのです。また幅広かつソフトな素材感のショルダーハーネスのおかげで体と一体化しているような背負い心地で、肩への食い込みや負担はほとんど感じません。

 さらにショルダーハーネスはパック内部のマジックテープで固定されていて、それを取り外すことで長さが調整できるシステムを採用。自分に合ったフィット感やポケットの位置をミリ単位で調整できるので、歩いているときにバックパックが振られることもなく、肩や腰に疲れを感じず背負うことができました。

2024.09.02(月)
文=平野美紀子