日本で最古、禅宗で最大級の三門は国宝に指定
悟りに至るための3つの要素を3つの門で表現しているという三門は、室町時代前期に室町幕府第4代将軍足利義持によって再建されたもの。日本で最古、禅宗で最大級の三門で、昭和27年に三門として初めて国宝に指定されました。今回は三門の階段を登り、特別に楼上を拝観させてもらいました。
三門内部へと足を進めると、厳かな存在感のある宝冠釈迦如来坐像を中心に、それぞれ持つ法具や瞳の色が異なる十六羅漢像がずらりと並びます。天井には、南北朝時代から室町時代に活躍した東福寺の画僧・明兆が弟子と描いた極彩色の浄土が今も残っています。
歴史が色濃く残る東福寺で、遠い過去に思いを馳せてみませんか。
東福寺
所在地 京都市東山区本町15丁目778
電話番号 075-561-0087
拝観時間 4月~10月末まで/9:00~16:00
11月~12月第1日曜日まで/8:30~16:00
12月第1月曜日~3月末/9:00~15:30
拝観料(秋季期間以外) 東福寺本坊庭園(方丈)/大人500円、小人300円
通天橋・開山堂/大人600円、小人300円
東福寺本坊庭園(方丈)・通天橋・開山堂共通拝観券/大人1,000円、小人500円
※1日5組限定のコース「東福寺の至宝巡り」など、その他の詳細はオフィシャルサイトをご確認ください。
https://tofukuji.jp/guide/
2024.07.17(水)
文=石橋果奈