この季節、この場所でしか見ることが出来ない景色を見に、出かけてみませんか。

 青い海と空が眩しい夏らしさ全開のビーチ、気持ちのいい風が吹く避暑地、そしてお祭りや花火など夏ならではのイベント……。日本全国にはまだ見ぬ夏の魅力がたくさんあなたを待ち受けています。

 「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。栃木の夏の絶景・風物詩10選をお楽しみください!

» #01 スッカン沢
» #02 尚仁沢湧水
» #03 百華繚乱花火~鬼怒川焔火~
» #04 益子のひまわり祭り
» #05 龍門の滝
» #06 鬼怒沼
» #07 英国大使館別荘記念公園
» #08 おしらじの滝
» #09 野木のひまわり畑
» #10 足利花火大会

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆スッカン沢

 スッカン沢は、塩原随一の美しい渓谷。輝く緑の森の中をスッカンブルーと呼ばれる青色の沢が流れ、神秘的な光景が広がっている。

 水が青白く見えるのは、スッカン沢が高原山のカルデラ跡を水源とし、鉱物や炭酸等の火山の成分が多く含まれているから。

 そのため、沢の水は昔、辛くて飲めないことから「酢辛い沢」などと呼ばれており、それがなまって「スッカン沢」になっといわれている。

 渓谷内には「素簾の滝」「雄飛の滝」「仁三郎の滝」といった、清流を満喫できるスポットが数多く点在し、清涼感に包まれながら非日常の世界を満喫できる。

スッカン沢(スッカンざわ)

所在地 栃木県那須塩原市湯本塩原
https://www.tochigiji.or.jp/spot/s23716

◆尚仁沢湧水

 「尚仁沢湧水」は、町のシンボル「高原山」の中腹に位置する採水地。周辺一帯は樹齢数百年にも及ぶ原生林に覆われており、夏は輝くように美しい新緑に包まれる。

 十数カ所から湧き出ている清水は年間を通して水温が11度前後と一定で、冬でも渇水や凍結することなく、弱アルカリ性で超軟水(硬度23mg/L)のまろやかな名水が採水できる。

 水量は日量約65,000トン。水質および水量の豊富さは秀逸で、名水百選のひとつにも選ばれている。新緑と清水が陽の光できらめく様子は涼しげで、麗しい光景だ。

見ごろの時期:夏

尚仁沢湧水(しょうじんざわゆうすい)

所在地 栃木県塩谷郡塩谷町上寺島
https://www.tochigiji.or.jp/spot/s9907/
https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=18

2024.08.06(火)
文=CREA編集部