◆ひがし茶屋街

 江戸時代の雰囲気を残す重要伝統的建造物群保存地区として、かつて茶屋街としてにぎわった街並みが残された場所で、石畳の道の両側には紅殻格子の町家が建ち並ぶ。

 日が暮れてくるとガス灯の優しい明かりが街を照らし、どこからか三味線や太鼓の音が聞こえ、和の趣や伝統を感じることができる。

 町家をリノベーションしたレストランやカフェ、セレクトショップなども多く、食事やお茶、ショッピングなどをしながら、充実した時間を過ごせるのもよい。

 着物のレンタルができるので、昔ながらの街並みを背景にタイムスリップしたかのような写真撮影も楽しめる。

ひがし茶屋街(ひがしちゃやがい)

所在地 石川県金沢市東山
https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_10212.html

◆珠洲岬

 能登半島の先端に位置する「珠洲岬」は、禄剛崎、金剛崎、長手崎などの岬の総称で「聖域の岬」とよばれるパワースポット。「日本三大聖域」のひとつに数えられており、暖流と寒流が交わる珍しい地形を持つことから、潮目に「気」が集中しているといわれている。

 聖域の岬には「青の洞窟」があり、ここはかつて源義経が強風を避けるために避難したとの言い伝えが残る洞窟だ。奥行約100メートル、高さ約20メートルの洞窟内は涼しく、青いライトで演出された空間が幻想的。

 また、「空中展望台 スカイバード」には崖から9.5メートルも突き出た橋があり、スリルを感じながら聖域の岬を一望できる。

珠洲岬(すずみさき)

所在地 石川県珠洲市三崎町寺家
https://www.hot-ishikawa.jp/spot/5650

2024.07.25(木)
文=CREA編集部