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あの語学アプリでフランス語を勉強中!

――海外へ出るのはお好きですか?

 好きですね。

――もしお休みが取れたら、どこに行きたいですか?

 どこでも行きたいけど……ラオスにずっと行ってみたいと思っているんです。

――数ある国のなかから、なぜラオス?

 高校の友達にラオス育ちの日本人がいて、その子の影響が大きいですね。いつも「みんなベトナムとかカンボジアには行くのに、ラオスのことは誰も知らない」って言っていて……(苦笑)。その子からラオスの魅力や土地への想いをいつもたくさん聞いていたので、高校の頃からずっと胸にある国です。

――語学もお得意でしょうか?

 得意ではないんですが、勉強するのは好きです。今、Duolingoという語学学習アプリでフランス語の勉強をしているんです。まだ「Bonjour, Je m’appelle Yuumi」くらいしか言えませんけど(笑)。

――では最後に、もし無人島に好きな映画を1本だけ持っていけるとしたら、何を選びますか?

 今の気分は、『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』(2008)というドキュメンタリー映画ですね。ミュージカルの「コーラスライン」が大好きで、そのブロードウェイでのオーディションを追ったドキュメンタリーなんです。

――そういえば演技の世界を目指すきっかけになったのも、「コーラスライン」だったそうですね。

 はい、大好きなんです。すごく思い入れがあって。確かサントラを聴いたのが最初で。それから舞台を観に行って、もう大好きになってしまって。ダンスは以前からやっていたんですが、「コーラスライン」をきっかけに演じてみたいと思うようになりましたね。

――「コーラスライン」自体にも映画版がありますが、そちらではなくドキュメンタリー映画がお好きなんですね。無人島ではそれしか観られないけど、本当にこの作品でいいですか(笑)?

 大丈夫です。いろんな人の人生が詰まってるから、いいかな、と思って。

――確かに飽きないかも!

 実際に持って行ったら「間違えたー。これじゃなかった」って思うかもしれないですけどね(笑)。

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河合優実(かわい・ゆうみ)

2000年12月19日生まれ、東京都出身。2019年にデビュー。主な出演作は映画『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』『PLAN 75』『少女は卒業しない』、ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)など。ドラマ「RoOT / ルート」(テレビ東京ほか)で地上波ドラマ初主演を務めた。待機作には劇場アニメ『ルックバック』(6月28日公開)がある。

映画『あんのこと』

6月7日(金)新宿武蔵野館、丸の内TOEI、池袋シネマ・ロサほか全国公開
配給:キノフィルムズ
©2023『あんのこと』製作委員会
https://annokoto.jp/

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2024.06.07(金)
文=石津文子
撮影=平松市聖
スタイリスト=杉本学子(WHITNEY)
ヘアメイク=上川タカエ(mod's hair)