◆除虫菊の花畑
可憐な白い花を咲かせる除虫菊は、因島の春の風物詩。島内に観賞スポットは5カ所あり、特に見ごたえのあるのが馬神除虫菊畑(うまがみじょちゅうぎくばたけ)。瀬戸内海を見下ろす段々畑一面に、たくさんの除虫菊が咲き広がる。
かつては蚊取り線香の原料として栽培されていたことからも『除虫菊』と名付けられていて、見ごろは、4月下旬~5月中旬。
花言葉は「忍ぶ恋」。瀬戸内海の青い海や空によく映える花畑は、まるで白いじゅうたんのような美しさ。
除虫菊の花畑(じょちゅうぎくのはなばたけ)
所在地 広島県尾道市因島
https://www.ononavi.jp/sightseeing/showplace/detail.html?detail_id=660
◆東城三本桜
「森湯谷(もりゆだに)のエドヒガン」「小奴可の要害桜(おぬかのようがいざくら)」「千烏別尺(ちどりべっしゃく)のヤマザクラ」……一体、何のことだと思われますか?
実は、庄原市東城町にある有名な三本の桜の呼び名です。樹齢も400~500年と言われており、その堂々とした存在感のある姿は、必見。ソメイヨシノの桜並木とはまた違った雄々しさのある桜の姿に魅了される。
休暇村帝釈峡の園内には「エドヒガン」の巨木が群生。夜はライトアップされ、幻想的な夜桜を鑑賞できる。
東城三本桜(とうじょうさんぼんざくら)
所在地 広島県庄原市東城町
https://www.shobara-info.com/87
2024.03.30(土)
文=桐生奈奈子