◆安来市のコハクチョウ

 安来市の宇賀荘地区、能義地区に広がる田園地帯は毎年11月〜3月上旬にかけてシベリアから越冬のために飛来したコハクチョウの姿が冬の風物詩となっている。

 通常、湖にいることが多い白鳥。除草剤をほとんど使用しない安来市の農業文化があったからこそ、田んぼにコハクチョウが飛来するようになったそう。大山を背景にしたコハクチョウの姿は格別。毎年、多くの愛好家が撮影に訪れる。

 白鳥ロード沿いにある「出雲織 のき白鳥の里」には、白鳥観察棟があり、至近距離でバードウオッチングを楽しむことができる。

見ごろの時期:例年11月~3月上旬

安来市のコハクチョウ (やすぎしのコハクチョウ)

所在地 安来市の田園地帯(宇賀荘地区、能義地区)
https://yasugi-kankou.com/spot/nogiheiya/

◆奥出雲おろちループ

 島根県の南の玄関口である奥出雲町には、日本神話の「ヤマタノオロチ」をイメージした大小11の橋と3つのトンネルからなる日本最大規模の二重ループ方式の道路「奥出雲おろちループ」がある。高低差105mを一気に駆け上るために作られた道路付近には、「道の駅 奥出雲おろちループ」や「奥出雲鉄の彫刻美術館」等の施設もあり、道中で立ち寄り休憩することもできる。

 雪が多く降る奥出雲町。冬の晴れ間には雪景色の絶景を見ながらのドライブが格別。特に、三井野大橋の赤いアーチはフォトジェニックスポット。「道の駅 奥出雲おろちループ」の展望台からは三井野大橋と一緒に奥出雲おろちループの絶景を同時にフレームにおさめることができる。

奥出雲おろちループ(おくいずもおろちるーぷ)

所在地 島根県仁多郡奥出雲町八川
https://okuizumo.org/jp/guide/detail/178/

2024.01.13(土)
文=桐生奈奈子