冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。
凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。
暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか? 今回は、高知県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。
» #01 桑田山(そうだやま)雪割桜
» #02 秋葉まつり
» #03 須崎名物鍋焼きラーメン
» #04 高知龍馬マラソン
» #05 佐川町のバイカオウレン
» #06 だるま夕日と咸陽島
» #07 天狗高原の星空
» #08 中津渓谷仁淀ブルーフェスタ
» #09 土佐文旦
» #10 足摺岬の椿
◆桑田山(そうだやま)雪割桜
須崎市にある桑田山には約1,000本の桜の木があり、例年2月中旬~3月中旬にかけて見ごろをむかえる。
桑田山の雪割桜の正式名称は「ツバキカンザクラ」(椿寒桜)で、まだ雪の残る寒い時期に濃い桃色の美しい花をつけることから「雪割桜」と呼ばれている。
雪割桜のふもとには、菜の花が咲き、鮮やかな桃色をした桜と黄色の菜の花のコントラストが美しい。一足早い春の訪れを感じることができる。
見ごろの時期:2月中旬から3月中旬頃
桑田山雪割桜(そうだやまゆきわりざくら)
所在地 須崎市桑田山乙
https://kochi-tabi.jp/search_spot_sightseeing.html?id=1089
◆秋葉まつり
秋葉まつりは土佐三大祭りのひとつで県保護無形民俗文化財。3集落それぞれから総勢200人の行列が出て、岩屋神社から秋葉神社までの約3キロメートルの道を半日かけて練り歩く。火の神様が祀られていることから、参列者は火消しの装束を身に着けて参加する。
クライマックスは長さ7メートル、重さ8キロにもなる鳥毛を10メートル近く離れたふたりが投げ合う「鳥毛ひねり」。その華麗さと勇壮さは圧巻そのもの。奥深い山里が賑やかになる1日だ。
開催日程:例年2月11日
秋葉まつり(あきばまつり)
所在地 吾川郡仁淀川町別枝(秋葉神社)
https://kochi-tabi.jp/search_spot_history.html?id=938
2024.01.02(火)
文=桐生奈奈子