ご一家は御用邸の敷地内で散策を楽しまれ、学習院大学文学部日本語日本文学科の4年生の愛子さまは、「豊かな自然に触れながらリフレッシュできればなと。そして大学生活も残り半年、残り半分、いろいろなことに取り組んでいけたらなと思っております」と話された。

愛子さまがお召しのフリルシャツワンピースの“秘密”

 愛子さまがお召しだったロング丈のフリルシャツワンピースは「kay me(ケイミー)」というブランドのもののようだ。税抜きで6万2000円、銀座本店や都内のデパート、オンラインショップなどで購入することができる。中世イギリスのデザインから着想を得たというフラワープリントが、甘すぎないガーリーテイストで大人びた印象だ。このワンピースのポイントは「ウォッシャブル」。ストレッチシフォン素材で疲れにくく、家庭でも洗濯できるのだという。学生のあいだに限らず、旅行や仕事着などでも重宝しそうだ。

 さらにブランド公式サイトでは「環境に配慮したサステナブルブランド」をうたい、「持続可能な世界の実現へ」として、衣料廃棄ゼロを目指し、日本の技術の継承や、動物の毛皮・皮革を使用しないものづくりのための取り組みを行っているという。

 あざやかな色合いやワンピースの特徴的なデザインから、愛子さまがお召しになったワンピースとして、すでにSNSなどでは話題になっている。どういった背景の洋服を選んでおられるのか、若い世代に向けて伝わればというお気持ちもひょっとしたらあったのかもしれない。

 今回はご一家3人の“リンクコーデ”というよりは、愛子さまお一人がグリーンをチョイスされた。ご家族の中で折にふれてご相談はされつつも、雅子さまとはまた違った視点から、お召し物を選ばれているのではないだろうか。

 

愛子さまの夏ファッション“2つのポイント”

 実は、印象深い愛子さまの夏ファッションといえば、ワンピースと花柄だといえる。4年前の2019年8月、愛子さまにとって高校生活最後の夏休みから帰京された際は、白いサンダルにダーク系のロングワンピースをお召しになって、すっかり成長された雰囲気だった。

2023.09.12(火)
文=佐藤 あさ子