待ちに待った、旅して家族や仲間と賑やかに楽しめる夏がやってきました!

 海外旅行もいいけれど、日本には四季の移り変わりを感じられる風景が数多く存在しています。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、今度の夏休みの旅行の参考に。私たちを待っている夏色の景色をお楽しみください!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆珠洲岬

 能登半島の先端に位置する「珠洲岬」は、「聖域の岬」とよばれるパワースポット。「日本三大聖域」のひとつに数えられており、暖流と寒流が交わる珍しい地形を持つことから、潮目に「気」が集中しているといわれている。

 聖域の岬には「青の洞窟」があり、ここはかつて源義経が強風を避けるために避難したとの言い伝えが残る洞窟だ。奥行約100メートル、高さ約20メートルの洞窟内は涼しく、青いライトで演出された空間が幻想的。

 また、「空中展望台 スカイバード」には崖から9.5メートルも突き出た橋があり、スリルを感じながら聖域の岬を一望できる。

珠洲岬(すずみさき)

所在地 石川県珠洲市三崎町寺家
https://www.hot-ishikawa.jp/spot/5650

◆禄剛埼灯台

 「禄剛埼灯台」は、能登半島の最先端に佇む白亜の灯台。

 明治時代に建てられたもので、点灯開始から110年以上能登の海上を照らし、船舶航行に貢献してきたこの灯台は、「日本の灯台50選」「近代化産業遺産」「恋する灯台」に認定、評価されている。

 灯台は海抜50メートルの断崖絶壁の上にあり、ここからの眺めはまさに壮観。夏空と日本海のブルーの世界が目の前に果てしなく広がる。

 また、海から昇る朝日と、海に沈む夕日の両方を見られることでも有名で、さまざまな陽の光に染まる日本海の光景を堪能できる。

禄剛埼灯台(ろっこうさきとうだい)

所在地 石川県珠洲市狼煙町イ-51
https://www.city.suzu.lg.jp/site/kankou/1891.html

2023.07.26(水)
文=佐藤由樹