作品に込められた「3つのテーマ」
さまざまな気づきを与えてくれる、メッセージ性の高い作品になっている本作。担当編集の森野さんは、最後に読みどころをこう強調してくれた。
「今回の作品は、謝罪をすればいじめは終わりなのか、第三者の暴走する正義の怖さ、いじめを終わらせる手段はあるのかどうか、という3つのテーマを掲げて作りました。ただしその正解は、多分この作品の中にはないと思います。
でも読者の方には、何が正解なのかを考えるひとつのきっかけにしていただけたら嬉しいです。私も常にそれを考えていきたいなと思っているので、この本を読んで一緒に考えましょう」
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2023.07.01(土)
文=「文春オンライン」編集部