ニューヨークがニューヨークに戻った。五番街やタイムズスクエアには以前のように人が溢れ、もはやマスクで顔を覆っている姿は見かけない。全米から、そして世界から観光客が訪れている。
パンデミック中でさえも新しいホテルはオープンを続け、現在様々な新しいホテルが扉を開いている。パンデミックを経て、ニューヨークのホテルは以前よりも自然と共存していく方向にシフトして、人々が安らぎを求めるようになった。
その新しいニューヨークの次世代ホテル3軒とマンハッタンから車で約2時間半の美しい自然を楽しめるホテル1軒を4回に渡りご紹介。
工科大学院のキャンパスに立つ独創的なデザインのホテル
◆Graduate Roosevelt Island(グラデュエイト・ルーズヴェルト・アイランド)
![最上階にあるバー&ラウンジ「パノラマルーム」から、イーストリバー越しにマンハッタンの絶景を望む。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/d/1280wm/img_ad161653c3f64fae60675e24ac827537191414.jpg)
「グラデュエイト・ホテルズ」の各施設は、オックスフォード大学など英米の30以上の大学と提携し、カレッジタウンに造られている。
![ルーズヴェルト島内にある唯一のホテルである。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/1/1280wm/img_3185b9786f3423ecfcae71abae42846a220743.jpg)
2022年6月にルーズヴェルト島に開業したホテルは、コーネル・テックのキャンパス内にある。サステイナブルな設計で名高いスノヘッタが手がけた建物は、エコに配慮したグリーンビルディング認証を取得している。
![著名アーティスト、ヘブル・ブラントリーの作品《フライボーイ》が待ち構えるロビー。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/e/1280wm/img_2e06de8104601c5cde9b36318d29c66e172082.jpg)
独創的なインテリアは、その土地や大学に合わせたイメージを反映。島の歴史を描いたコラージュが施されたエレベーターや、天井まで理工学の書物が並ぶ壁面、キッチュな《フライボーイ》の像などが出迎えてくれる。
![クイーンベッドが2台あるタイプの客室。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/b/1280wm/img_fb83ca43bef6026e05a3478ea2959a25105865.jpg)
地下鉄やロープウェイの駅もすぐそばにあって、マンハッタン島までは一駅と観光にも便利だ。
Graduate Roosevelt Island(グラデュエイト・ルーズヴェルト・アイランド)
所在地 22 North Loop Road, New York, NY 10044
電話番号 +1 929 447 4700
客室数 224室
料金 1室 229ドル~
https://www.graduatehotels.com/roosevelt-island/
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2022.12.26(月)
文=黒部エリ
CREA Traveller 2022 vol.4
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。