休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春がやってきました。
「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年春篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。
四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく春色の景色をお楽しみください。
今回は、愛知県公式観光サイト「Aichi Now」事務局スタッフが選ぶ、春の風景をご紹介します。
◆茶臼山高原の芝桜
愛知県と長野県の境にある、標高1,415メートルの県下最高峰・茶臼山と、標高1,358メートルの萩太郎山の間に広がる茶臼山高原。
この高原内の萩太郎山山頂付近には「芝桜の丘」という花畑があり、南アルプスの山々と川の流れを6種類の芝桜で描いた「天空の花回廊」が楽しめる。
「茶臼山高原は、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々美しい自然美が広がる絶景スポットです。
毎年5月中旬から6月上旬にかけて、22,000平方メートルの広大な敷地に、約40万株の芝桜が咲き誇ります。
夜間はライトアップされる日もあり、満天の星と芝桜の美しい写真を撮影できたり、野生の鹿に出会えるナイトサファリも体験できたりします。
また、茶臼山のある豊根村は標高が高く、愛知県の中でも桜の開花が遅いエリアです。お花見シーズンを逃してしまった方も、情緒的な日本の原風景と桜の景観を楽しみにぜひいらしてください」(「Aichi Now」事務局スタッフ)
茶臼山高原の芝桜(ちゃうすやまこうげんのしばざくら)
所在地 愛知県北設楽郡豊根村大字坂宇場字御所平70-185
https://www.aichi-now.jp/spots/detail/140/
◆清水のコヒガンザクラ
「道の駅アグリステーションなぐら」の近く、名倉川沿いにある見事なコヒガンザクラの並木道。
「濃緑の山々を背景に淡いピンクの桜並木がカーブを描き、延々と続いていく景色は、息をのむほど美しい日本の原風景です。
見頃は4月上旬から中旬。愛知県にはどこか昔懐かしい日本の原風景を感じられる場所が、実はたくさん残っています。『アグリステーションなぐら』ではえごま五平餅などこだわりの味が堪能できます」(「Aichi Now」事務局スタッフ)
清水のコヒガンザクラ(しみずのコヒガンザクラ)
所在地 愛知県北設楽郡設楽町西納庫字森田32
https://www.aichi-now.jp/spots/detail/2101/
2022.03.31(木)
文=CREA編集部